Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(bash)」に存在する脆弱性「Shellshock」が確認されてから、トレンドマイクロでは、この脆弱性を利用した攻撃を把握するために、脅威状況を監視し続けています。10月2日の本ブログ記事では、主に日本を狙ったと推測される攻撃が NAS のような組み込み機器にも着弾していることを報告しましたが、今回、同攻撃について攻撃内容の詳細解析を行いました。
続きを読む■6月以降に遠隔操作ツール「PlugX」を使用した標的型攻撃を確認:
トレンドマイクロでは、2014年6月中旬以降、遠隔操作ツール(RAT)の一種である「PlugX」を使用した標的型サイバー攻撃を確認しています。また、この標的型攻撃の中で、「PlugX」のさらなる新しい亜種が登場していることも確認されました。トレンドマイクロのクラウド型セキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」によれば、6月以降「PlugX」の継続した検出が確認されています。
トレンドマイクロは、スマートメータおよび次世代送電網(スマートグリッド)に関連する脅威について、本ブログ上で取り上げてきました。「すべてをつなぐインターネット(IoE):スマートメータの導入」では、スマートメータやスマートグリッドを紹介し、これらがなぜ危険性をもたらすのかについて述べました。次に、「すべてをつなぐインターネット(IoE):スマートメータ、攻撃のシナリオ」では、スマートメータへの攻撃の危険性を検証しました。今回はその最終回です。
続きを読むネットワークトラフィックの監視は、IT管理者がネットワーク内で標的型攻撃を受けているかを確認する手段の 1つです。「Remote Access Tool(RAT)」は、一般的に標的型攻撃キャンペーンで見られ、コマンド&コントロール(C&C)との通信を行うために利用されます。RAT のネットワークトラフィックの中でも、特に、「Gh0st」や「PoisonIvy」、「Hupigon」、「PlugX」といった RAT は、よく知られており、検出されています。しかし、攻撃者は、いまだにこれらの RAT を標的型攻撃で効果的に利用しています。
続きを読むトレンドマイクロは、2014年の脅威予測の中で、大規模な情報漏えいの発生頻度が上がると予測していました。この予測をした際、弊社はこの予測が間違っていることを願いましたが、今までのところ弊社の予測が正しいことが証明されています。直近で大規模な情報漏えいの被害を受けたのは、有名な米国オークションサイト「eBay」です。
続きを読む2014年3月24日(米国時間)、Microsoft Word に存在するゼロデイ脆弱性「マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2953095)」(「CVE-2014-1761」)が Microsoft により公開されました。また、Microsoft Word 2010 を狙う、限定的な標的型攻撃を確認していることも言及しています。
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