7月5日、イタリア企業「Hacking Team」から漏えいした情報からエクスプロイトコードが複数確認されたことは既に本ブログでもお伝えした通りです。トレンドマイクロでは、すでにこのエクスプロイトコードがさまざまなエクスプロイトキットに取り込まれていることなどを確認しています。そして、さらに今回トレンドマイクロでは、これらの脆弱性に含まれる「CVE-2015-5119」が日本国内において標的型攻撃の一種である水飲み場型攻撃に悪用されている実態を確認しました。
続きを読む■6月以降に遠隔操作ツール「PlugX」を使用した標的型攻撃を確認:
トレンドマイクロでは、2014年6月中旬以降、遠隔操作ツール(RAT)の一種である「PlugX」を使用した標的型サイバー攻撃を確認しています。また、この標的型攻撃の中で、「PlugX」のさらなる新しい亜種が登場していることも確認されました。トレンドマイクロのクラウド型セキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」によれば、6月以降「PlugX」の継続した検出が確認されています。