ジャストシステム社は、2014年1月28日、同社製日本語表計算ソフト「三四郎」に関連する脆弱性の情報を公表しています。トレンドマイクロでは、この三四郎の脆弱性を利用する攻撃ファイル(エクスプロイト)を入手し分析を行った結果、ゼロデイの脆弱性であったことを確認しました。トレンドマイクロでは、これらの攻撃に使われるファイルを「TROJ_MDROP.TDB」、「TROJ_DROPPER.TDB」などの名称で検出対応しています。
続きを読むトレンドマイクロでは、2013年第 2四半期に日本および世界で確認した脅威の概要を、「2013年第 2四半期セキュリティラウンドアップ:『攻撃者の狙いは、「サーバ」、「モバイル」、「人」の脆弱性』」としてまとめました。
続きを読むトレンドマイクロの脅威調査機関である「Forward-looking Threat Research(FTR)」では、さまざまな調査を行っていますが、その調査の中で、日本での被害が 96%以上を占めるオンライン銀行詐欺ツールの攻撃キャンペーンを確認しました。オンライン銀行詐欺ツールとは、オンライン銀行口座の不正操作による金銭窃取を最終的な目的とする不正プログラムの総称です。現在では、正規オンライン銀行Webページ上で各種認証情報の入力を促す偽のポップアップを表示し、情報を詐取する手口が中心的になっています。日本に特化したオンライン銀行詐欺ツールの攻撃については、2012年10月29日のブログ記事、2013年2月14日のブログ記事、「2013年第1四半期セキュリティラウンドアップ」などで触れていますが、今回確認された攻撃は、その後も継続して日本を狙う攻撃が拡大傾向にあることを示すものと言えます。
続きを読む2013年6月4日のブログでお伝えした国内で発生している正規Webサイトの改ざん被害について、詳しい攻撃手法などの解析を行った上で得られた調査結果を続報としてお伝えします。国内の正規Webサイト改ざん被害ケースは、つい先週の 5月30日のブログ、また、3月18日のブログでもお伝えしていますが、これらのケースとの類似性はあるのでしょうか。
続きを読むトレンドマイクロでは、スマートフォンのアプリのインストールと混同させる表示を行う不正 Web サイトの攻撃を、継続して確認しています。この攻撃に関しては、2013年2月20日のブログ記事でもお伝えしていますが、日本国内において攻撃手法として定着しつつあるものと言えます。 |
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2013年5月第1週、米国労働省の Webサイトが改ざんされていたことが確認されました。また、このサイト改ざんから、Internet Explorer(IE)に存在するゼロデイ脆弱性を利用して、不正プログラムを自動的にインストールする、「ドライブバイダウンロード」攻撃への連鎖が行われることも確認しています。
今回確認されたゼロデイ脆弱性は、影響を受けるアプリケーションの範囲がやや限定されており、Microsoft のセキュリティアドバイザリ(英語情報)によると、IE8 のみが対象となります。Windows Vista および Windows 7 の場合、IE9 以上より新しいバージョンに更新することで脆弱性が回避可能です。しかし Windows XP の場合、IE8 が利用可能な最新バージョンとなるため、ゼロデイ脆弱性の影響を受けてしまいます。
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