11月13日にジャストシステム社より、一太郎シリーズの脆弱性(CVE-2014-7247)を修正するパッチが公開されました。同日の本ブログ記事でもお伝えしているように、トレンドマイクロでは、この一太郎の脆弱性をパッチ公開前に利用した、いわゆるゼロデイ攻撃を日本国内において観測しています。今回トレンドマイクロでは、この脆弱性とシェルコードに対して、より詳細な分析を行いました。
続きを読むMicrosoft は、2014年11月の定例セキュリティ情報で、Internet Explorer、Microsoft Office、Microsoft Windows、Microsoft Windows Object Linking and Embedding (OLE) および Microsoft .NET Framework に関する 14件のセキュリティ情報を公開しました。これらのセキュリティ情報のうち 4件について深刻度を「緊急」、8件については「重要」と指定しました。Windows 利用者の皆様は情報を確認の上、速やかにアップデートを行うことを推奨します。
続きを読む2014年11月5日(米国時間)、OS X搭載の PC および iOS端末の両方に影響を与える不正プログラム「WireLurker」が確認されたことが報告されました。この新たな不正プログラムは、Mac OS X上で活動すると同時に、感染PC に USB接続された iPhone、iPad などの iOS端末へも感染を広げます。特に、「JailBreak(脱獄)」していない安全であるはずの iOS端末へも感染を広められることが大きく注目されています。 各メディア機関も相次いでこの新しい不正プログラムについて報道していますが、その危険性が必要以上に誇張されているケースもあるようです。 本プログでは、この「WireLurker」という新しい脅威について理解すべき点、および、この脅威への対策を解説します。
続きを読むMicrosoft は、2014年10月の定例セキュリティ更新で、FAT32・ディスク・パーティション・ドライバに存在する脆弱性に対するセキュリティ更新プログラム「MS14-063」を公開しました。この問題の脆弱性「CVE-2014-4115」を利用した攻撃により、攻撃者は侵害した PC の権限を昇格させることが可能になります。尚、この脆弱性は特別に細工された USB ドライブを介してのみ利用されます。
続きを読むトレンドマイクロでは、Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(bash)」に存在する脆弱性「Shellshock」を利用して Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)サーバを狙う新たな攻撃を確認しました。エクスプロイトコードを侵入させるために攻撃者は Eメールを利用しました。脆弱性を抱える SMTPサーバ上でこのエクスプロイトコードが実行されると、「JST Perl IrcBot」として知られる Internet Relay Chat (IRC)ボットがダウンロードされ、実行されます。実行後に、この IRC ボットは自身を削除しますが、これは監視から逃れ検出を回避するためと考えられます。
続きを読むサイバー犯罪者や攻撃者は、監視の目を逃れ、検出を回避するために、Googleドライブの Webサイトや知名度を利用します。トレンドマイクロでは、ユーザから情報を窃取する手段として Googleドライブを利用した標的型攻撃に関するブログ記事を公開しました。今回の攻撃では、正規の Googleドライブのログインページに手を加え、Eメールの個人情報を収集するために利用されました。これは、2014年5月に実行された複数の Eメールアドレスを狙った攻撃の改良版だと考えられています。
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