攻撃者は、実行中のDockerコンテナ環境を狙い続けています。トレンドマイクロは最近、「Alpine Linux」をベースイメージとして使用して構築されたDockerコンテナで、不正な暗号資産発掘ツールと分散型サービス拒否(DDoS)ボットネットの両方を作成する攻撃を確認しました。トレンドマイクロでも2020年5月に同様の攻撃を調査しましたが、その際にも攻撃者は不正なAlpine Linuxコンテナを作成して、不正な暗号資産発掘ツールとDDoSボットをホストしていました。以下の図は、この攻撃における感染の流れを表しています。
![図1:感染の流れ-1024x820](https://blog.trendmicro.co.jp/wp-content/uploads/2020/11/図1:感染の流れ-1024x820.png)