トレンドマイクロでは、2014年10月、より広範囲のユーザを対象とし、検出を回避する新しい手法を備えたオンライン銀行詐欺ツールを確認しました。「DRIDEX」として知られるこの不正プログラムは、オンライン銀行詐欺ツール「CRIDEX」の後継と言われています。
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オンライン銀行が多くの人にとって日常生活の一部になった昨今、オンライン銀行詐欺ツールが、脅威の全体像の中でますます多く確認されていることに驚きはありません。実際、「TrendLabs(トレンドラボ)」では、2013年には、およそ 100万の新たなオンライン銀行詐欺ツールを確認しています。これは、前年の 2倍の多さです。2014年に入ってからも、この不正プログラムは新たな亜種、新たな技術を追加して、増加し続けています。
トレンドマイクロでは、古くから存在する「TSPY_USTEAL」ファミリが、2014年に入ってから再び活動し始めたのを確認しています。今年確認された情報収集型不正プログラムには、不正なパッカー、難読化、「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」のバンドルといった新たな不正活動が追加されていました。