2013年に入り、Javaに存在する脆弱性が攻撃者により多用される事例を多く確認しています。そして、2013年8月下旬、複数のセキュリティ関係者により Java のネイティブレイヤに存在する脆弱性「CVE-2013-2465」および「CVE-2013-2471」を利用するエクスプロイトコードが明らかにされました。トレンドマイクロは、こうした Java のネイティブレイヤを狙うエクスプロイトコードが2013年に入り頻繁に確認されていることから、こうしたエクスプロイトコードについてより詳しく調査することにしました。また、2013年のセキュリティカンファレンス「CanSecWest」でのハッキングコンテスト「Pwn2Own」で、Joshua Drake 氏は、Windows 8 上で動作する Java 7 で利用可能な脆弱性「CVE-2013-1491」を指摘しました。さらに脆弱性「CVE-2013-1493」は、「Blackhole Exploit Kit」といったエクスプロイトキットに頻繁に利用される脆弱性となります。
続きを読む2013年8月下旬、Java 6 に存在する未修正の脆弱性が確認されたことが報告され、この脆弱性を利用する攻撃も確認されているようです。ただちに最新版に更新できない場合もありますが、最新版に更新することが言うまでもなくこの脅威対する対応策となります。
続きを読む2013年7月16日に本ブログで報告したファイル感染型ウイルス「PE_EXPIRO」。7月も終わりに近づくにつれて、感染数の減少が確認されています。この「PE_EXPIRO」は、32bit(「PE_EXPIRO.JX」として検出)および 64bit(「PE64_EXPIRO.JX」として検出)対応する各PC の Windows のファイルに感染し、感染最大時には、1日に数千以上もの感染が確認されました(図1 参照)。その後、最終的には感染数は減少しています。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2013年5月29日のブログ記事で、オンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」が、この2013年に入って、再来していることを報告しました。「ZBOT」がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」を介して拡散しているという報道は、この事実の裏付けの一つと言えます。そして今回、トレンドラボは、自ら拡散機能を備える新たな「ZBOT」の亜種を確認しました。
続きを読む2013年4月7日、イスラエルの複数の Webサイトが国際的なハッカー集団「Anonymous(アノニマス)」の標的になりました。各報道によると、特定のイスラエル政府関連、民間企業の Webサイトがアクセスできなくなり、「分散型サービス拒否(DDoS)攻撃」の被害に遭ったと考えられていました。
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