トレンドマイクロは、2014年10月、偽広告を利用し、利用者を不正プログラムに感染させようとする攻撃を YouTube 上で新たに確認しました。偽広告は、不正なコードを含む Webサイトにユーザを誘導するためによく利用される手法ですが、今回の確認された偽広告は、最終的に利用者をランサムウェアに感染させようとするものでした。
続きを読む「Twitter を悪用した事例の研究:Part 1」では、Twitter 上に存在する脅威について調査したトレンドマイクロのリサーチペーパー「An In-Depth Analysis of Abuse on Twitter(英語情報)」を紹介し、弊社が確認したさまざまな不正なつぶやき(ツイート)について説明しました。今回は、こうした脅威の規模と範囲について取り上げます。
続きを読むエクスプロイトキットは、長い間サイバー犯罪者の武器の 1つとなっています。ここ数年間で最も有名なエクスプロイトキットの 1つは、「Blackhole Exploit Kit(BHEK)」です。2013年、BHEK の作成者が逮捕された際、このエクスプロイトキットに関する報道は最も過熱しました。
続きを読む「Yahoo!」は、2014年1月10日(米国時間)、年末から年始にかけて、自社のさまざまな Webサイトで不正な広告が掲載され、ヨーロッパのユーザが感染の被害にあったことを発表しました。この攻撃について、主に次の 2点が報道されました。1つは「何百万人」というユーザが感染の被害にあったこと、もう 1つは、感染した PC が電子通貨「Bitcoin(ビットコイン)」を「発掘(マイニング)」するために悪用されたということです。どちらも少し誇張されているかもしれませんが、メディアも、より具体的な全体像をつかむことができなかったと考えられます。
続きを読むスパムメールの全体像において、2013年は変化の年でした。
スパムメールの数は、2012年から増加しました。トレンドマイクロは、過去に成功を収めたエクスプロイトキットの減少を目の当たりにしました。スパムメール送信者が利用するさまざま手口により、古いスパムメールもまた新しいものとなりました。従来型のスパムメールもいまだ存在する一方、弊社は、スパムメール送信者が検出を回避し、より多くのユーザに被害を与えることができるようにしたいくつかの「改良」も確認しました。さらに弊社は、より多くの不正プログラムを拡散させるために利用されるスパムメールも 2013年初めから確認しました。
続きを読む2013年10月からのこの数週間で、多くのユーザにとって大きな影響を及ぼす脅威として「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」である「CryptoLocker」の出現を確認しています。この脅威に関するトレンドマイクロの調査で、「CryptoLocker」の拡散の手法や、特にスパムメールおよびオンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」との関連性の詳細を明らかにしました。しかしながら、当初確認したものよりも、この脅威の出現はそれだけでは終わらないように思われます。
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