「TrendLabs(トレンドラボ)」では、2013年9月以降、健康に関連したスパムメールが、世界各地で急激に目立って増加してきたのを確認しています。9月以前は、この種のスパムメールは比較的まれでした。ところが 9月に入ってから数週間にわたって、にわかに増加しており、健康に関連したスパムメールは、弊社の確認したスパムメールの 30%を占め、毎日平均 200万通以上となっています。
続きを読む2013年10月からのこの数週間で、多くのユーザにとって大きな影響を及ぼす脅威として「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」である「CryptoLocker」の出現を確認しています。この脅威に関するトレンドマイクロの調査で、「CryptoLocker」の拡散の手法や、特にスパムメールおよびオンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」との関連性の詳細を明らかにしました。しかしながら、当初確認したものよりも、この脅威の出現はそれだけでは終わらないように思われます。
続きを読むトレンドマイクロでは、2013年第3四半期に日本および世界で確認した脅威の概要を、「2013年第3四半期セキュリティラウンドアップ:止まらないオンライン銀行詐欺ツールの猛威」としてまとめました。
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2013年第2四半期セキュリティラウンドアップ:『止まらないオンライン詐欺の猛威』
本レポートでは、Web改ざん、不正アクセスなど、以前の脅威傾向を引き継ぎながらも、特にオンライン詐欺に分類される攻撃が顕著だったことを主要トピックとしています。
続きを読む「Google Code」とは、開発者がオープンソースのコードやプログラマ向けの各種API、関連ファイル等をホストする Google公式のオープンソースプロジェクト用ホスティングサイトです。トレンドマイクロでは、ブラジル国内のソーシングシステムを用いて、Java で記述された不正プログラムを確認。この不正なJava は、最近作成された ”flashplayerwindows” というプロジェクトから、主に金融機関を狙う情報収集型不正プログラム「BANKER」をダウンロードします。言うまでもなく、このプロジェクトは偽物で Adobe と一切関係ありません。
続きを読むトレンドマイクロの脅威調査機関である「Forward-looking Threat Research(FTR)」では、さまざまな調査を行っていますが、その調査の中で、日本での被害が 96%以上を占めるオンライン銀行詐欺ツールの攻撃キャンペーンを確認しました。オンライン銀行詐欺ツールとは、オンライン銀行口座の不正操作による金銭窃取を最終的な目的とする不正プログラムの総称です。現在では、正規オンライン銀行Webページ上で各種認証情報の入力を促す偽のポップアップを表示し、情報を詐取する手口が中心的になっています。日本に特化したオンライン銀行詐欺ツールの攻撃については、2012年10月29日のブログ記事、2013年2月14日のブログ記事、「2013年第1四半期セキュリティラウンドアップ」などで触れていますが、今回確認された攻撃は、その後も継続して日本を狙う攻撃が拡大傾向にあることを示すものと言えます。
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