ユーザの望まない広告表示活動を行う「アドウェア」は、長い間ユーザを煩わせてきた課題であり、現在もその状況は変わりません。事実、トレンドマイクロは2018年12月に、Android端末向けアドウェアアプリ(「AndroidOS_HidenAd」ファミリとして検出)を85個確認しました。これらのアドウェアアプリは、Google Play上で、ゲーム、テレビ視聴、およびテレビ用リモコン等のアプリに偽装しており、世界全体で合計約900万回ダウンロードされていました。Googleはトレンドマイクロの通知を検証し、迅速にこれらの偽アプリを公開停止にしました。
確認された偽アプリは、全画面広告の表示、アイコンの隠ぺい、端末ロック解除操作の監視機能を備えており、アイコンを非表示にした後はバックグラウンドで動作を続けます。
図 1:アドウェアが埋め込まれたGoogle Play上の偽アプリ