トレンドマイクロではこれまで、正規アプリに偽装した偽アプリを通じた不正プログラムが Google Play 上に掲載されていることを確認し注意喚起と対応を続けてきました。継続した調査活動の結果、この 5月中旬にスパイツールとして配布されているアプリを確認しました。 |
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「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2012年4月中旬 、Android OS を搭載した端末(以下、Android端末)を標的とし、”Instagram” や “Angry Birds Space” を装うアプリの提供サイトについて報告しました。そして今回、トレンドラボは、2012年5月中旬、このサイトとは別に、ロシアの不正なWebサイトを確認。ここで、農場シミュレーションゲーム「Farm Frenzy 3(ファームフレンジー 3)」を装うアプリが配布されていました。この偽アプリの背後に潜む犯人は、ユーザが、誤って不正なアプリをダウンロードすることを想定し、この攻撃を仕掛けます。この偽アプリは、トレンドマイクロの製品では「ANDROIDOS_FAKE.DQ」として検出されます。
続きを読む「持続的標的型攻撃(Advanced persistent threats、APT)」で利用される一連の標的型攻撃では、ソーシャルエンジニアリングの手口を駆使しながら、「脆弱性を含んだ文書ファイル等のソフトウェア」が一般的によく利用されます。こういったソフトウェアは、添付ファイルとしても一般に多用されてあまり目立たないため、標的にしたコンピュータに攻撃者が不正プログラムを侵入させる際にも重宝しているようです。また、持続的標的型攻撃においては、これらのファイルがいわば「被害の発端」ともなる意味から、「どのようなソフトウェアの脆弱性が最もよく悪用されるか」という全体像を把握しておくことは、企業等の組織におけるセキュリティを維持するためにも有効であるといえます。
続きを読む■標的型攻撃において利用される Adobe Flash Player の脆弱性「CVE-2012-0779」
Adobe は、2012年5月5日、”Adobe Flash Player” の複数のバージョンに存在する脆弱性「CVE-2012-0779」を修正したと発表しましたが、米国のセキュリティ専門家が運営するセキュリティブログ「KrebsonSecuritya」では、この脆弱性を利用する標的型攻撃について報告。この標的型攻撃では、Eメールとしてコンピュータに侵入し、不正な添付ファイルの実行をユーザに促します。そして、この問題の添付ファイルが、この修正されたばかりの脆弱性を利用するのです。CVE-2012-0779 が利用されると、攻撃者によってそのコンピュータが乗っ取られる恐れがあります。
トレンドマイクロでは、「Google Play(旧Androidマーケット)」上で確認された不正アプリについて、以下のようにこれまで報告してきました。
トレンドマイクロは、2012年4月25日(米国時間)、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」のセキュリティに対する取り組み「AV Marketplace」に参加することを発表。そして、世界で最も人気のある SNS を狙うあらゆる脅威から、今や9億人以上ともいわれる Facebook ユーザを守るべく、同社の新しいセキュリティ対策の取り組みに協力します。
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