4月28日からはゴールデンウィークに突入。時間的に余裕があるこの期間にインターネットを利用する方も多いことでしょう。自宅の PC やスマートフォンを利用する上で気をつけたいポイントを紹介します。 |
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トレンドマイクロでは一連の標的型攻撃「作戦活動(キャンペーン)」を仕掛ける攻撃者たちを監視していますが、前回ブロクで報告したように攻撃が引き続き実行されていることを確認しています。Microsoftは、約2週間前の2012年4月10日(米国時間)に「2012年4月のセキュリティ情報(月例)」を公開したばかりですが、攻撃者たちは、こうした絶好の機会を見逃さず、このセキュリティ情報「MS12-027」に言及されている脆弱性「CVE-2012-0158」を利用して標的とするネットワークに巧みに侵入しているようです。
続きを読む間近に迫った「第30回夏季オリンピック(ロンドンオリンピック)」は、2012年、開催が最も待ち望まれているスポーツイベントといっても過言ではないでしょう。もちろん、サイバー犯罪者も同じです。こうした注目を集めるイベントに便乗するソーシャルエンジニアリングの手口は常とう手段と化しています。「TrendLabs(トレンドラボ)」では、2012年4月3日、同オリンピック観戦旅行パックが当選する抽選に参加できると装った事例を確認しましたが、4月20日再び確認。ただし、前回とは少し手口が異なっていました。従来のオリンピック関連の事例では、観戦チケットが得られるように偽装していますが、今回は、注意喚起を装ったスパムメールとして侵入します。
続きを読むシリア国内の紛争が続いているなか、インターネットも重要な役割を果たし続けています。英語ブログ「Malware Blog」上で 2012年2月下旬に報告したように、シリア反体制支持派に対して標的型不正プログラム攻撃が仕掛けられています。同国反体制派の活動家たちはソーシャルメディアを活用し続けていることから、同国政府がソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」や動画共有サイト「YouTube」などの認証情報を収集するためにフィッシング攻撃を反体制派活動に対して仕掛けていること(Facebook・YouTube)は当然のことでしょう。米国大手メディア「CNN」は、インターネット電話ツール「Skype」を悪用して拡散している不正プログラムについて報告。トレンドマイクロは、この報道をきっかけに Skype を利用した異なる攻撃を確認しました。
続きを読むApple は、2012年4月12日、Mac OS X を狙った不正プログラム「Flashback」の駆除ツール、および同駆除ツールを含むセキュリティアップデート「Java for OS X 2012-003」をリリース。現在拡大している「Flashback」被害への対応を進めています。しかし、4月19日時点では、現在使用されている Mac コンピュータ全体の少なくとも 1%がこの被害を受けているとされるほど、広範囲にわたる感染であり、Apple の Mac コンピュータに対して長期的な脅威を与えると考えられます。
続きを読むトレンドマイクロは、Microsoft による「2012年4月のセキュリティ情報(月例)」の公開後数日も経たぬ間に、このセキュリティ情報に含まれた脆弱性を利用する不正なリッチテキストファイル(拡張子RTF)が世界各地で流布しているのを確認。この不正なRTFファイルは、セキュリティ情報「MS12-027」に含まれる脆弱性「CVE-2012-0158」を利用します。Microsoft の 4月のセキュリティ情報によると、Microsoft Office や Visual FoxPro、Commerce Server、BizTalk Server、さらに Microsoft SQL Server といった多数の同社製品が影響を受けます。
続きを読む2011年はいわゆる「『情報漏えい』の年」とも言えましたが、2012年の第1四半期の動向を振り返ると、その状況は変化しています。「情報漏えい」に代わり「モバイル」に攻撃の狙いが定められたようです。第1四半期に確認されたモバイルの脅威での事例によって、2012年の予測の 1つとして挙げていた「Android OS を搭載したモバイル端末(以下、Android端末)は、サイバー犯罪者にとって格好の攻撃対象となり続ける」ことが裏付けられました。トレンドマイクロでは、実際に 2012年の第1四半期だけでおよそ 5,000個もの新しい不正な Androidアプリを確認しています。この不正なアプリの急増は、Android端末を利用するユーザ数の増加が原因だと考えられます。
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