トレンドマイクロでは、2014年第3四半期における国内外の脅威動向についての分析を行いました。攻撃者は常により大きな成果を求めており脅威は変化していく中で、この第3四半期には国内外で企業が扱う顧客情報を狙う傾向が顕著です。特に、外部からの遠隔操作により企業ネットワークにアクセスし、狙った情報を集約、送出するといういわゆる「標的型サイバー攻撃」の攻撃手法が、企業規模や業種を問わず広がっていることが明らかになってきました。
続きを読む2014年11月5日(米国時間)、OS X搭載の PC および iOS端末の両方に影響を与える不正プログラム「WireLurker」が確認されたことが報告されました。この新たな不正プログラムは、Mac OS X上で活動すると同時に、感染PC に USB接続された iPhone、iPad などの iOS端末へも感染を広げます。特に、「JailBreak(脱獄)」していない安全であるはずの iOS端末へも感染を広められることが大きく注目されています。 各メディア機関も相次いでこの新しい不正プログラムについて報道していますが、その危険性が必要以上に誇張されているケースもあるようです。 本プログでは、この「WireLurker」という新しい脅威について理解すべき点、および、この脅威への対策を解説します。
続きを読むトレンドマイクロは、2014年 10月、「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」の亜種「TorrentLocker」を確認しました。このランサムウェアは、およそ 4千の機関や企業で被害が確認され、その大半はイタリアでした。「TorrentLocker」は、「CryptoLocker」といったこれまでのランサムウェアに類似しており、さまざまなファイルを暗号化し、ユーザに金銭の支払いを要求します。「TorrentLocker」は、匿名通信システム「The Onion Router(Tor)」の匿名性を利用し、ネットワークトラフィックを隠ぺいします。これが、「TorrentLocker」の名前の由来になっているようです。
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