ヨーロッパおよび北米のネットバンキングのユーザを狙った不正プログラム「DYRE」の急増が確認されています。「DYRE」は、個人情報を窃取するためにさまざまな手法を用い、運び屋詐欺に関連することで知られる不正プログラムのファミリです。2015年第1四半期、「DYRE」に関連した世界的な感染件数は、前四半期に比べて 125% 増加しており、ネットバンキングのユーザを狙うサイバー犯罪者が増加し続けていることがうかがえます。
続きを読む家庭用ルータを悪用して個人情報を窃取することは可能ですが、この事実は、まだほとんどの人に知られていません。サイバー犯罪者は、「DNS設定の変更を行なうトロイの木馬型の不正プログラム(DNSチェンジャー)」を利用することで、あまり目立たないルータ関連のネットワークさえも、有効な手口として駆使する手立てを見出したようです。
続きを読む米国拠点の Web広告配信ネットワーク 「MadAdsMedia」 がサイバー犯罪者の攻撃を受けました。同社の広告プラットフォームを利用している Webサイトを閲覧したユーザは、エクスプロイトキット「Nuclear Exploit Kit」を駆使した Adobe Flash Player 脆弱性利用の被害を受けました。この脅威により、1日あたり 12,500人に及ぶユーザが影響を受けている可能性があり、その内の半数以上が、日本、米国、オーストラリアの 3カ国のユーザで占められています。
続きを読む「マクロを利用する不正プログラムの復活 Part1」では、脅威の全体像で最近確認された、マクロを悪用した不正プログラムについて述べました。今回は、この不正プログラムの手法や不正活動についてさらに深く掘り下げます。
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