2016年3月10日前後からTwitterなどネット上で、モバイル端末を狙ったランサムウェアと思われる被害を訴える書き込みが散見されました。トレンドマイクロでは調査の結果、この事象の原因として、Android版ランサムウェア「AndroidOS_Locker」の国内流入を確認しました。このランサムウェアは感染した Android端末上で「MINISTRY OF JUSTICE」を詐称し日本語の身代金要求メッセージを表示します。これは Androidのランサムウェアとしては、初めて日本語表示に対応したものと言えます。
続きを読む2014年4月7日(米国時間)、「OpenSSL」の拡張機能「Heartbeat」に重大な脆弱性「Heartbleed」が存在することが発覚し、多くの Webサイトやサーバ管理者は迅速な対応を求められました。これには説得力のある根拠があります。ソフトウェア開発プロジェクトのための共有Webサービスを提供する「Github」の調査で、1万サイトのうち 600以上のサイトが、この脆弱性の影響を受けることが分かりました。これは、Webサイト解析ツールなどを提供している「Alexa」によるランキングで上位 1万サイトを対象にスキャンニングを行ったものです。スキャニング調査時、影響を受けた Webサイトには、「Yahoo!」や写真共有サイト「Flickr」、出会い系ソーシャルネル・ネットワーキング・サービス「OKCupid」、音楽情報誌「Rolling Stone」、ITやテクノロジー情報サイト「Ars Technica」が含まれていました。
続きを読む