米 Microsoftは、2013年11月5日(米国時間)、未修正の脆弱性が利用され、一部報道によると、その脆弱性が特定の国々において標的型攻撃に用いられたことを発表。このエクスプロイトコードは、Microsoft Office の 2003、2007、2010、Windows XP、および Server 2003 に存在するこれまで未確認であった脆弱性を利用するように設計されていました。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2013年 9月 4日のブログにおいて、ロシアでの20カ国・地域(G20)首脳会合が標的型メールに利用された事例を報告しました。その 1カ月後、攻撃者たちは、人々の注目を集める政治的会合に再び目をつけ、自らの陰謀に利用したようです。10月 7日および 8日、環太平洋の 21カ国・地域が毎年参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会合がインドネシアにて開催。この会合が格好の「エサ」となり、攻撃者たちのなりすましメールに利用されています。
続きを読むトレンドマイクロでは、2013年第 2四半期に日本および世界で確認した脅威の概要を、「2013年第 2四半期セキュリティラウンドアップ:『攻撃者の狙いは、「サーバ」、「モバイル」、「人」の脆弱性』」としてまとめました。
続きを読むノルウェーのソフトウェア開発会社でインターネットスイートやWebブラウザ “Opera” でも知られる「Opera Software ASA(Opera)」は、攻撃者によって社内ネットワークのセキュリティが侵害され、期限が失効したデジタル証明書のコードが少なくとも1つ窃取されたことを自社サイトの6月26日付けエントリで公表しました。当該エントリによると、この攻撃者は、入手した証明書を自身が作成した不正プログラムの署名にも活用し、これにより標的とされたコンピュータや、セキュリティ対策ソフトでさえも、この不正プログラムを正規のファイルと見なしてしまう偽装が可能になったと伝えています。そして実際に偽装された不正プログラムが、日本時間6月19日の10時から10時36分までの36分間、Opera の自動更新機能を介して配布された事実を認めています。デジタル証明書の悪用に加え、Opera ブラウザのような正規ソフトの自動更新機能で不正プログラムが配布されてしまったことは、セキュリティ対策を考える上でも大きな影響がある事例と言えるでしょう。
続きを読む2013年6月25日、韓国政府は、同国の複数の政府関連およびニュース系 Webサイトが改ざんやサーバーダウンなどの被害に遭った状況を受けて、同国のサイバーセキュリティ警報を 5段階中 1から 3 に引き上げました。同日に発生したセキュリティインシデントに関連する攻撃のうち1つは、正規ソフトウェアのインストーラファイル ”SimDisk.exe” の改変が関与しています。「SimDisk」は、ファイル共有およびオンラインストレージを提供する正規Webサイトです。改変されたインストーラは、この「SimDisk」用ソフトウェアの自動更新機能を悪用します。トレンドマイクロではこの不正な”SimDisk.exe” をすでに入手しており、解析調査を行っております。
続きを読む2013年5月第1週、米国労働省の Webサイトが改ざんされていたことが確認されました。また、このサイト改ざんから、Internet Explorer(IE)に存在するゼロデイ脆弱性を利用して、不正プログラムを自動的にインストールする、「ドライブバイダウンロード」攻撃への連鎖が行われることも確認しています。
今回確認されたゼロデイ脆弱性は、影響を受けるアプリケーションの範囲がやや限定されており、Microsoft のセキュリティアドバイザリ(英語情報)によると、IE8 のみが対象となります。Windows Vista および Windows 7 の場合、IE9 以上より新しいバージョンに更新することで脆弱性が回避可能です。しかし Windows XP の場合、IE8 が利用可能な最新バージョンとなるため、ゼロデイ脆弱性の影響を受けてしまいます。
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