ナイジェリアの経済金融犯罪委員会(EFCC、Economic and Financial Crimes Commission)は、インターポールのサイバー犯罪対策活動「Operation Killer Bee」の一環としてのおとり捜査により、日本を含む世界的な詐欺キャンペーンに関与していたナイジェリア出身の容疑者3名を逮捕しました。この捜査活動は、攻撃グループと彼らの手口に関する情報を提供したトレンドマイクロの協力のもと、インターポールと各国支局、東南アジア各国の法執行機関によって主導されました。
トレンドマイクロでは、2013年8月2日付のブログ記事で、フォロワー獲得をかたる詐欺について取り上げました。しかし、2014年1月に確認された詐欺は、良い理由で注目されました。なぜなら、この詐欺では、約束されたものが提供されたからです。ただし、ユーザが受け取ったのはそれだけではありません。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」では、アプリ公式サイト「Google Play」および特定の非公式のアプリ配布サイト上で、Android OS を搭載した端末(以下、Android端末)向けアプリを4つ確認。これらのアプリは、インストールされると、ユーザの承認を得ずに特定の端末情報を入手します。この結果、ユーザは、情報漏えいの被害に遭う可能性があります。今回確認したアプリの1つは、既に Google Play 上からは削除済みですが、非公式のサイト上ではいまだに公開されています。これらのアプリは、2012年11月6日に実施される米国大統領選挙および選挙の2人の候補者、バラク・オバマ氏およびミット・ロムニー氏に便乗して作成されています。なお、ユーザは、これらのアプリを無料でダウンロードすることができます。
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