ソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」は、2012年4月9日(米国時間)、「Instagram」を買収すると発表しました。Instagram とは、元々は iPhone専用の人気写真共有アプリ “Instagram” で、 Android版を4月3日(米国時間)にリリースしました。Facebook は、10億米ドル(約813億円)を現金と株で支払い、買収したことで大きな話題となりました。
続きを読むトレンドマイクロは、Microsoft による「2012年4月のセキュリティ情報(月例)」の公開後数日も経たぬ間に、このセキュリティ情報に含まれた脆弱性を利用する不正なリッチテキストファイル(拡張子RTF)が世界各地で流布しているのを確認。この不正なRTFファイルは、セキュリティ情報「MS12-027」に含まれる脆弱性「CVE-2012-0158」を利用します。Microsoft の 4月のセキュリティ情報によると、Microsoft Office や Visual FoxPro、Commerce Server、BizTalk Server、さらに Microsoft SQL Server といった多数の同社製品が影響を受けます。
続きを読む2011年はいわゆる「『情報漏えい』の年」とも言えましたが、2012年の第1四半期の動向を振り返ると、その状況は変化しています。「情報漏えい」に代わり「モバイル」に攻撃の狙いが定められたようです。第1四半期に確認されたモバイルの脅威での事例によって、2012年の予測の 1つとして挙げていた「Android OS を搭載したモバイル端末(以下、Android端末)は、サイバー犯罪者にとって格好の攻撃対象となり続ける」ことが裏付けられました。トレンドマイクロでは、実際に 2012年の第1四半期だけでおよそ 5,000個もの新しい不正な Androidアプリを確認しています。この不正なアプリの急増は、Android端末を利用するユーザ数の増加が原因だと考えられます。
続きを読むトレンドマイクロでは、2012年3月、Malware Blog や本ブログ上を通じて、ソーシャルエンジニアリングを使った標的型攻撃の事例について報告してきました。
・チベット問題の関係者を狙う標的型攻撃を確認
/archives/4911
・News of Malicious Email Campaign Used As Social Engineering Bait
http://blog.trendmicro.com/news-of-malicious-email-campaign-used-as-social-engineering-bait
・Game Change: Mac Users Now Also Susceptible to Targeted Attacks
http://blog.trendmicro.com/game-change-mac-users-now-also-susceptible-to-targeted-attacks
今日、Apple製品が大きな人気を博していることは周知の事実であり、毎回、同社製品のリリース前にはニュースにも取り上げられ、発売と同時に華々しく迎えられます。先月同社が発表した次期 OS「Mac OS X Mountain Lion」も、その点では例外ではありません。OS 自体の発売は、2012年夏の終わり頃となる予定ですが、この OS の各機能については、各メディアが既に報じています。
この Mountain Lion のリリース情報に関して、注目を集めている機能の1つが「Gatekeeper」です。この機能では、不正なアプリのダウンロードを避ける方法としてホワイトリスト化を採用しています。つまり、アプリのダウンロード先に応じてアプリケーションの実行を制限する方法です。なお、ダウンロード先の制限は、以下の 3段階に設定することが可能です。
続きを読む2012年3月初旬、改ざんされた WordPress 使用のWebサイトから最終的に情報収集機能を備える「CRIDEX」ファミリに感染する事例を米国に本社を置くセキュリティ企業が報告しました。この攻撃の背後に潜むサイバー犯罪者は、改ざんされたサイトへとユーザを誘導するためにスパムメールを利用。米国の「Better Business Bureau(商事改善協会)」やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「LinkedIn」などから送信されたように見せかけ、正規のメールを装っていました。確認されたこれらのスパムメールは、ユーザの興味や関心を逆手にとるソーシャルエンジニアリングの手法を用いて、メール本文内のリンクをクリックするように促します。
続きを読む2012年3月20日(米国時間)、「Ministerstvo Vnutrennikh Del(MVD、ロシア内務省)」などにより、フィッシング詐欺を働いていた 8人の逮捕という朗報が届きました。米国の州立アラバマ大学バーミングハム校の Gary Warner 教授は、自身のブログ「Cybercrime and Doing Time」で、直接捜査協力していたセキュリティ企業とトレンドマイクロのリサーチャーが協働していた経緯も含めて今回の逮捕についての詳細を紹介しています。この逮捕劇については、Warner 教授のブログをご参照ください。
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