2014年2月24日のブログ記事で報告した Internet Explorer(IE)9、10 に影響するゼロデイ攻撃ですが、最終的な被害としてはオンライン銀行の認証情報詐取を行う不正プログラムの感染につながっていることが確認されました。改ざん被害を受けている正規Webサイトも複数確認されており、同様の攻撃が今後も継続される可能性が高くなっておりますので、速やかに IE11 へのアップデートを行うことを強く推奨いたします。
続きを読む人気のメッセンジャアプリケーションを提供する「WhatsApp」は、2014年2月19日(現地時間)、Facebookが 160億米ドル(2014年2月26日時点、約1兆6366億円)という驚きの金額で買収したというニュースで、一気に世間の注目を集めました。サイバー犯罪者たちは、このニュースを悪用するのに、少しの時間も無駄にするわけがありません。「TrendLab(トレンドラボ)」では、Facebook の公式発表からわずか 1週間後に、この人気のモバイルアプリの PC版をテストしているという内容のスパムメールを確認しました。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」では、2014年1月以降、日本やアジアで人気のメッセンジャーアプリ「LINE」から送信されたように偽装したスパムメールを継続して確認しています。こうしたスパムメールのメッセージ内に記されている URL を誤ってクリックすると、「ID-BBS」という名前の出会い系 Webサイトに誘導されることになります。
続きを読むInternet Explorer(IE)に存在する脆弱性は、どれも深刻な問題ですが、2014年2月17日のブログで報告したゼロデイ脆弱性「CVE-2014-0322」は、とりわけ注視すべきものです。今回のゼロデイ攻撃では、異なる技術を使用した複数のコンポーネントに分割された不正なエクスプロイトコードを利用しています。今回の事例では、エクスプロイトコードは、JavaScript および Adobe Flash 間で分割されていました。このようにエクスプロイトコードを分割させることで、攻撃者は、脆弱性を利用した不正コードの実行を困難にさせるための機能「Address Space Layout Randomization(アドレス空間レイアウトのランダム化、ASLR)」やセキュリティ機能「Data Execution Prevention(データ実行防止、DEP)」といった OS レベルの防御システムを回避できるようになります。
続きを読む特定のバージョンの Internet Explorer(IE)に存在するゼロデイ脆弱性が新たに確認され、標的型攻撃に利用されていることが確認されています。Microsoft は、今のところ、この脆弱性について公式の発表をしていませんが、IE 9 および IE 10 の両バージョンが影響を受けるとの報道がなされています。
続きを読むトレンドマイクロでは、2013年に国内で猛威をふるったサイバー攻撃、サイバー犯罪について、日本と海外における脅威動向としてまとめました。2014年も 1ヶ月以上が経過しておりますが、2013年の脅威動向の総括から新たな攻撃への傾向と今後取るべき対策への理解を深めることができます。
- セキュリティラウンドアップレポート:
2013年 年間セキュリティラウンドアップ:金銭を狙う攻撃が世界規模で拡大
http://www.trendmicro.co.jp/2013ASR/DL/?cm_sp=Corp-_-sr-_-2013asr
トレンドマイクロのリサーチ機関「Forward-looking Threat Research(FTR)」に所属するカイル・ウィルホイトは、アメリカ大手メディアNBC外国特派員局長を務めるリチャード・エンゲル氏からロシアで実施する「実験」に参加するように要請を受けました。この実験のために、ハニーポット環境が作成され、ロシアにいるユーザが行うごく普通の作業を再現しました。例えば、インターネット閲覧やEメールの確認、インスタントメッセンジャーの使用などです。この実験の第一目的は、ソチオリンピックが目的でロシアに訪れているユーザが普通の行動をした際に、どれだけ早く乗っ取りなどが特定の端末上で発生するかを確認することにあります。
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