2014年10月、「Sandworm Team」と呼ばれる集団によって諜報目的のサイバー攻撃キャンペーンが実行され、数多くの報告がなされました。この事例の中心となったのは、サポートライフサイクル中のすべての Microsoft Windows と Windows Server 2008・2012 に影響を与えるゼロデイ脆弱性です。
続きを読むWindows OS に存在するゼロデイ脆弱性「CVE-2014-4114」(別名:Sandworm)の更新プログラムがすでに公開されているにも関わらず、トレンドマイクロではこの脆弱性に関連する新たな攻撃を確認しました。今回の攻撃では、新しい検出回避技術が利用されていました。
続きを読むMicrosoftは、2014年10月21日(現地時間)、Windows 上で影響するゼロデイ脆弱性「CVE-2014-6352」について新たに明らかにしました。この脆弱性は、Microsoft Office ファイルを介して利用されます。10月15日のブログ記事などで Office文書ファイルを利用したゼロデイ攻撃を報告していますが、今回のゼロデイ脆弱性はまた新たに確認されたものです。ご注意ください。同社の「セキュリティ アドバイザリ 3010060」によると、問題のゼロデイ脆弱性は、Windows Server 2003 以外で、サポート ライフサイクル中のすべて Windows に影響を与えます。
続きを読む2014年 10月 14日(現地時間)、3つのゼロデイ脆弱性「CVE-2014-4114」、「CVE-2014-4148」、「CVE-2014-4113」が報告され、Microsoft は 10月の月例セキュリティ情報でこれらのゼロデイ脆弱性に対応する更新プログラムを公開しました。「Sandworm」としても知られる脆弱性「CVE-2014-4114」は、利用されると、攻撃者は容易に不正プログラムを作成することができます。
続きを読むMicrosoft の月例セキュリティ情報公開前に、Windows のゼロデイ脆弱性「CVE-2014-4114」が、米国 の ITセキュリティ企業「iSIGHT Partners」によって報告されました。この脆弱性は、Windows Vista のデスクトップおよびサーバ版、また Windows Server 2008 から最新バージョンまでのすべての Windows OS に影響を与えます。また、この脆弱性は、「Sandworm Team」と呼ばれるロシアのサイバー攻撃集団によって諜報目的で行なわれた「北大西洋条約機構(NATO)」に関連したサイバー攻撃に関係していると考えられています。
続きを読むマイクロソフトは、2014年10月14日(現地時間)、サポート ライフサイクル中の Windows OS および Windows Server 2008・2012 に影響を与えるゼロデイ脆弱性の確認について公開しました。
影響を受けるバージョンは、以下のとおりとなります。
- Windows Vista x64 Service Pack 2
- Windows Vista Service Pack 2
- Windows Server 2008 R2 x6 Service pack 1
- Windows Server 2008 Services Pack 2
- Windows Sever 2008 x64 Service Pack 2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows 7 Service pack 1
- Windows 7 x64 Service Pack 1
- Windows 8 x64
- Windows 8
- Windows 8.1 x64
- Windows 8.1
- Windows RT
- Windows RT 8.1
Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(bash)」に存在する脆弱性「Shellshock」が確認されてから、トレンドマイクロでは、この脆弱性を利用した攻撃を把握するために、脅威状況を監視し続けています。10月2日の本ブログ記事では、主に日本を狙ったと推測される攻撃が NAS のような組み込み機器にも着弾していることを報告しましたが、今回、同攻撃について攻撃内容の詳細解析を行いました。
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