マイクロソフトは8月11日、脆弱性「CVE-2020-1472」を公表しました。「Zerologon」と呼ばれるこの脆弱性は、攻撃者がドメインコントローラ(DC)に対して認証を試みる際、Netlogon認証プロセスで使用される暗号化アルゴリズムを利用し、コンピュータIDを偽装できると考えられます。このNetlogon Remote Protocol(MS-NRPC)の脆弱性により、攻撃者がネットワーク上のデバイスでアプリケーションを実行できる可能性があります。また未認証の攻撃者は、MS-NRPCを使用してDCに接続し、管理者権限へのアクセス権を取得します。既に攻撃実証コード(POC)が公開されており、いつ攻撃が発生してもおかしくない状態と言えます。攻撃が行われた場合、DCが乗っ取られるなど影響が大きいため、速やかな修正プログラム適用が推奨されます。「CVE-2020-1472」に対するパッチは2段階に分けて提供される予定であり、8月の月例セキュリティパッチではZerologon攻撃に対する一時的なパッチが含まれ、根本的なパッチは2021年2月に提供が予定されています。 (さらに…)
続きを読むMicrosoftは、2014年10月21日(現地時間)、Windows 上で影響するゼロデイ脆弱性「CVE-2014-6352」について新たに明らかにしました。この脆弱性は、Microsoft Office ファイルを介して利用されます。10月15日のブログ記事などで Office文書ファイルを利用したゼロデイ攻撃を報告していますが、今回のゼロデイ脆弱性はまた新たに確認されたものです。ご注意ください。同社の「セキュリティ アドバイザリ 3010060」によると、問題のゼロデイ脆弱性は、Windows Server 2003 以外で、サポート ライフサイクル中のすべて Windows に影響を与えます。
続きを読むマイクロソフトは、2014年10月14日(現地時間)、サポート ライフサイクル中の Windows OS および Windows Server 2008・2012 に影響を与えるゼロデイ脆弱性の確認について公開しました。
影響を受けるバージョンは、以下のとおりとなります。
- Windows Vista x64 Service Pack 2
- Windows Vista Service Pack 2
- Windows Server 2008 R2 x6 Service pack 1
- Windows Server 2008 Services Pack 2
- Windows Sever 2008 x64 Service Pack 2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows 7 Service pack 1
- Windows 7 x64 Service Pack 1
- Windows 8 x64
- Windows 8
- Windows 8.1 x64
- Windows 8.1
- Windows RT
- Windows RT 8.1