2014年4月22日(現地時間)、米国の大手インターネットプロバイダ「America Online(AOL)」は、自社の Eメールサービス「AOL Mail」が不正利用されたことを確認しました。この攻撃により、全顧客の 1% のメールアドレスが乗っ取られるか、もしくはなりすましメールに利用されたと言われており、スパムメールに記載されたリンクによって、ユーザはフィッシング詐欺サイトに誘導されます。トレンドマイクロは、送信されたこのフィッシング詐欺に関係するスパムメールをインターネット上で探したところ、すぐに確認することができました。
続きを読むApache Struts 2 の脆弱性「CVE-2014-0094」を狙う「Proof-of-concept(PoC、概念実証型エクスプロイト。実際に有効な攻撃ができることを実証している攻撃コード)」が、インターネット上で公開されていることをトレンドマイクロでは確認しここに注意喚起いたします。
続きを読む「古きを捨て、新しきものを得る」ということわざは、ほとんどのサイバー犯罪に当てはまりません。「TrendLabs(トレンドラボ)」では、古くからある不正プログラムが更新して、新しい手法や新たな不正活動、または新たな対象者を追加した事例をたびたび確認しています。「JAVA_OZNEB.B」として検出される古い「Remote Access Tool(RAT)」も、間違いなくその 1つでしょう。
続きを読む「UPATRE」ファミリは、2013年に最も多くスパムメールに添付された不正プログラムとなりました。このファミリは、他の不正プログラムをダウンロードすることでも知られています。例えば、オンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」や「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」、中でもさらに巧妙化したランサムウェアの「Cryptolocker」などです。こうした例は、「UPATRE」の手口が常に向上していると考えるのに十分な理由となっています。今回は、添付ファイルに添付ファイルを埋め込むという手口です。
続きを読むWord および Excelファイルを対象とする不正プログラムは、以前から出回っていましたが、トレンドマイクロは、2014年3月、新たな不正プログラムのファミリ「CRIGENT」を確認しました。「Power Worm」としても知られるこの不正プログラムは、いくつかの新たな手法を備えています。これらの不正プログラムは、トレンドマイクロの製品では、「W97M_CRIGENT.A」および「X97M_CRIGENT.A」として検出されます。
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