2011年はいわゆる「『情報漏えい』の年」とも言えましたが、2012年の第1四半期の動向を振り返ると、その状況は変化しています。「情報漏えい」に代わり「モバイル」に攻撃の狙いが定められたようです。第1四半期に確認されたモバイルの脅威での事例によって、2012年の予測の 1つとして挙げていた「Android OS を搭載したモバイル端末(以下、Android端末)は、サイバー犯罪者にとって格好の攻撃対象となり続ける」ことが裏付けられました。トレンドマイクロでは、実際に 2012年の第1四半期だけでおよそ 5,000個もの新しい不正な Androidアプリを確認しています。この不正なアプリの急増は、Android端末を利用するユーザ数の増加が原因だと考えられます。
続きを読む米トレンドマイクロでは、システムの状態を表示することができる無料ツール「HijackThis™」をWebサイトにて提供しています(英語版のみの提供となり、日本では提供していません)。
このツールは、Windowsで稼動するコンピュータ向けに作成されており、詳細ログレポートを作成することで、システム上のウイルスやスパイウェア、そのほかの不正プログラム等によりシステム設定が変更されていないかどうかを素早くスキャンし、確認することができます。また、このツールには、感染コンピュータから不正プログラムを手動で削除することが可能であるなど、実用的な機能を備えています。
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