トレンドマイクロが 2016年11月までに報道された ECサイトからの情報漏えい事例をまとめたところ、その数は 18件にのぼり、20万件以上の個人情報等が漏えいした可能性があることが分かりました。今や ECサイトがサイバー攻撃を受け、情報漏えいの被害に遭う事件は日常的に繰り返されており、潜在的には報道されている数以上の攻撃が実施されていると考えられます。そうした背景を踏まえ、トレンドマイクロでは、セキュリティに関する ECサイトの現況を把握するべく、2016年12月に企業・組織における ECサイトの構築・運用・セキュリティの実務担当者 619名を対象とした「企業における ECサイトのセキュリティ実態調査 2016」を実施しました。
実態調査の結果から、回答者の 49.1%が自社で展開している ECサイトに対してサイバー攻撃を「受けたことがある」と回答しており、国内の ECサイトがさらされている脅威の深刻さが明らかとなりました。さらに、今回は OS やミドルウェアの脆弱性を狙った攻撃から ECサイトを守るための IPS/IDSの導入状況を深堀し、そこから見えてきた ECサイトが検討すべきセキュリティ対策について紹介します。
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