トレンドマイクロは、2012年3月末に公開した、インドや日本を狙う持続的標的型攻撃「Luckycat」に関するリサーチレポートに引き続き、持続的標的型攻撃「IXESHE(アイスシ)」のリサーチレポートを公開しました。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」では、ここ数年、クライアント側のソフトウェアが脆弱性を利用する攻撃者の「格好の的」となっており悪用されていることを確認しています。そして2011年、脆弱性を悪用した攻撃による脅威はさらに複雑かつ巧妙になりました。 トレンドラボでは、ゼロデイ脆弱性が悪用されている事例がますます増えていることも確認しました。そして、そのうちのいくつかは、とりわけ深刻なものでした。具体的には以下のような脆弱性が世界的に悪用されていたことを確認しています。
脆弱性情報データベース「Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)」への登録件数からすると、2010年に確認されたソフトウェアの脆弱性は減少したようです。しかし、数が減った一方で、現代のプログラム構造の複雑さを考慮すると何らかの欠陥が生じる可能性は否めず、脆弱性が完全になくなることはないと予測されます。サイバー犯罪者はこのような状況をうまく利用し、脆弱性の存在するコンピュータに不正プログラムを侵入させるのです。 |
TrendLabs | Malware Blog
「Cyber Attacks on Google and Others – Who is Really at Risk?」より
Jan 19, 2010 Ria Rivera
Googleや米企業を襲った最近のサイバー攻撃ついては、世界的に有名な大企業が狙われこともあり、すでにメディアで大きく報じられています。ただ、ここで注目すべきは、大企業が狙われた事実もさることながら、その巧妙で洗練された手口であり、規模の大小に関わらず個人も企業もこうした攻撃のリスクにさらされる可能性があるという点でしょう。
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「New Adobe Zero-Day Vulnerability Again」より
Dec 16, 2009 Roland Dela Paz
アドビ社は、「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」の製品に存在する新たな脆弱性を確認したことを明らかにしました。
トレンドマイクロのウイルス解析チームでは、既に複数の検体を入手し分析しています。この脆弱性を悪用する不正PDFファイルは、トレンドマイクロの製品では「TROJ_PIDIEF.PGT」、「TROJ_PIDIEF.PGS」および「TROJ_PIDIEF.PGU」として検出されます。
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