トレンドマイクロでは、情報収集機能を備えた「Flame」について注意喚起します。この Flame は、2010年以降、イランや特定の国で確認されていると報道されています。最も精巧な不正プログラムとも言われている「Flame」は、スクリーンショットの取得や感染コンピュータのマイクを用いた音声の記録といった、複数の情報を収集する機能を備えています。Flame は、この不正プログラムの影響範囲や特定の標的を狙うことから、「STUXNET(スタクスネット)」といった悪名高い脅威と比較することができるでしょう。STUXNET は、産業用施設を狙う攻撃に利用された不正プログラムで、2010年に確認され、主に SCADAシステムを狙っていました。
続きを読むトレンドマイクロは、2012年4月25日(米国時間)、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」のセキュリティに対する取り組み「AV Marketplace」に参加することを発表。そして、世界で最も人気のある SNS を狙うあらゆる脅威から、今や9億人以上ともいわれる Facebook ユーザを守るべく、同社の新しいセキュリティ対策の取り組みに協力します。
続きを読む2011年はいわゆる「『情報漏えい』の年」とも言えましたが、2012年の第1四半期の動向を振り返ると、その状況は変化しています。「情報漏えい」に代わり「モバイル」に攻撃の狙いが定められたようです。第1四半期に確認されたモバイルの脅威での事例によって、2012年の予測の 1つとして挙げていた「Android OS を搭載したモバイル端末(以下、Android端末)は、サイバー犯罪者にとって格好の攻撃対象となり続ける」ことが裏付けられました。トレンドマイクロでは、実際に 2012年の第1四半期だけでおよそ 5,000個もの新しい不正な Androidアプリを確認しています。この不正なアプリの急増は、Android端末を利用するユーザ数の増加が原因だと考えられます。
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