Microsoftは、2017年4月14日(米国時間)、「Shadow Brokers」と呼ばれるハッカー集団がハッキングツールや攻撃コード(エクスプロイトコード)を公開したのを受けて、同社による調査結果を公表しました。公になったツールのほとんどに既に対処済みであることを明らかにしました。
Shadow Brokers が今回公開したハッキングツールやエクスプロイトコードには、Microsoft Windows および Windows Server を狙うものが含まれていました。また、一部報道によると、世界規模で使用されているバンキングシステムを狙ったツールも確認されました。今回公開されたツール等が利用された場合、オペレーティングシステム(OS)ではWindowsだけでなくLinuxへも影響し、攻撃者によるネットワークへの侵入やファイアウォールの突破の恐れがあります。
このハッカー集団は、2016年8月にサイバー攻撃集団「Equation」から入手したマルウェアや攻撃ツールを、インターネット上でオークション形式で販売しようと画策しました。しかし、失敗に終わり、今年1月に活動の停止を宣言すると同時に、Windowsを狙うハッキングツールの公開もしていました。
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