2011年の脅威トピックとして、急速に普及を続けるスマートフォン、特に、Android OS を搭載したモバイル端末(以下、Android端末)を標的とした脅威は欠かすことのできないものでしょう。特に、Android端末を標的として不正プログラムの増加の勢いは今後も継続すると考えられます。
続きを読む2011年11月8日、長らく活動を続けながら 400万以上のボット(感染コンピュータ)により形成された巨大ボットネットが、トレンドマイクロおよびその他の多数の業界関係者による協力の下、FBI とエストニア警察の捜査によって閉鎖されました。
FBI が「Operation Ghost Click」と呼ぶこの作戦において、ニューヨークとシカゴのデータセンタに対して強制捜査が実施され、100台以上の C&Cサーバで形成されていたインフラが閉鎖されました。同時に、エストニア第2 の都市タルトゥでこの犯罪活動に関与していた複数のメンバーがエストニア警察により逮捕されました。詳細は、FBI のプレスリリースでも報じられています。
続きを読む産業用施設を狙う攻撃に利用された「STUXNET(スタクスネット)」。2010年7月に確認され関心を集めました。そして、今週初め、次なるスタクスネットの登場を予感させる脅威が確認され、2011年10月18日以降、セキュリティ業界はこの脅威に注目しています。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2011年8月18日、「DroidDreamLight」と呼ばれる不正プログラムの新しい亜種を公式 Androidマーケットで確認しました。「DroidDreamLight」は、Android OSを搭載したモバイル端末(以下、Android端末)用の正規アプリケーションを「トロイの木馬」化する不正プログラムの通称で、同年5月下旬、この「DroidDreamLight」によりトロイの木馬化されたアプリが公式 Androidマーケットに流通していることで話題になりました。今回確認された「DroidDreamLight」の亜種は既に Androidマーケットから削除されていますが、削除までに50~100回ダウンロードされていたことを確認しています。
続きを読む