トレンドマイクロは、2017 年 7 月、本ブログにて標的型サイバー攻撃キャンペーン「ChessMaster」の諜報活動について解説しました。ChessMaster は、「ChChes」、「RedLeaves」、「PlugX(※1)」のような「Remote AccessTool(RAT)」をはじめ、さまざまなツールやマルウェアを利用し、主に日本の法人を標的として攻撃します。2017 年 9 月下旬、トレンドマイクロはChessMasterによる新しい活動を確認しました。利用されたツールと手口は注目すべき変化を遂げており、以前の攻撃では確認されていないものでした。弊社の調査によると、ChessMasterはオープンソースのツールと自ら開発したツールを利用し、おそらく攻撃者の特定を逃れるために、その手法を変化させ続けています。ChessMasterによる攻撃キャンペーンのこれまでの経緯を踏まえると、今後もさらなる変化が予想されます。
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