標的とした人物に関係のありそうな Eメールの送信は、標的型攻撃で用いられる最も一般的なソーシャルエンジニアリングの手口の 1つです。Eメールは、いまだにビジネスにおいて主要な連絡手段であり、ネットワークに潜入するための攻撃手段として頻繁に利用されます。その結果、標的型攻撃を次の段階へ進ませることになります。
続きを読むトレンドマイクロは、2014年第1四半期セキュリティラウンドアップの中で、モバイル端末を狙った不正アプリおよび高リスクアプリの総数が 200万に到達し、急速に増加していることを報告しました。モバイルの脅威全体を監視している中で、弊社は、2014年6月4日、台湾で急速に拡散している Android端末向け不正プログラム(「ANDROIDOS_RUSMS.A」として検出)を確認しました。
続きを読む「UPATRE」に代表される脅威は、セキュリティ対策を回避する技術などを取り入れ進化を続けています。「UPATRE」ファミリは、オンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」のダウンローダとして知られており、通常スパムメールの添付ファイルを介して拡散します。トレンドマイクロは、2014年5月、人気のオンラインストレージサービス「Dropbox」を悪用する複数のスパムメール活動を確認しました。これらのスパムメールに記載されているリンクをクリックすると、「UPATRE」ファミリの亜種がダウンロードされます。このスパムメール活動に関して特筆すべき点は、メールに記載された URL を介して「TROJ_UPATRE」が拡散する初めてのケースだということです。
続きを読む標的型攻撃は、その性質上、検出や軽減が困難です。トレンドマイクロでは、2014年6月、日本の政府機関や企業を狙う標的型攻撃キャンペーン「ANTIFULAI」を確認しました。なお、「2H 2013 Targeted Attack Trends(英語情報)」で、弊社が解析した標的型攻撃に関連した事例のうち、80% が政府機関を狙ったものであることを報告しています。
続きを読む5月29日のブログでは、ネットバンキングとクレジットカードの情報を狙いセキュリティ対策製品を起動不可にする「VAWTRAK」ファミリーの日本における被害報告増加を報告しました。トレンドマイクロのクラウド型セキュリティ基盤である「Trend Micro Smart Protection Network」(SPN)の検出数統計情報によれば、5月22日に観測された検出台数 3000以上のピークから 6月2日には 165台と収束の傾向がはっきりと出ています。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2014年第1四半期セキュリティラウンドアップのなかで、ランサムウェア「CryptoLocker」といった複数の「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」を取り上げ、新たな不正活動について言及しました。例えば、警告文に複数の言語を利用したり、仮想通貨のウォレットから金銭を窃取したりといった事例でした。また、モバイル版のランサムウェアの登場によって、どのようにこれらの脅威が、時間と共に変化し続けているかが浮き彫りになりました。
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