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2018 年にサイバー犯罪者が狙う最大の標的は「仮想通貨の発掘」?

  • 投稿日:2018年3月7日
  • 脅威カテゴリ:不正プログラム
  • 執筆:TrendLabs フィリピン
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仮想通貨のマイニング(発掘)を狙うサイバー犯罪者による攻撃は、ランサムウェアに代わるような脅威になるでしょうか。仮想通貨の人気と実世界における重要性の高まりにより、サイバー犯罪者も仮想通貨に大きな関心を抱いています。変化する脅威状況の中で仮想通貨の発掘を狙う攻撃は、以前のランサムウェアのような勢いで急拡大しています。2017 年に家庭用ルータに接続した機器で検出されたネットワークイベントの中で最も多いイベントが仮想通貨の発掘活動だったことは、サイバー犯罪者に限らず、仮想通貨の発掘に注目が集まっていることを示す一例と言えます。

図1

図 1:2017 年、家庭用ルータに接続された機器における
仮想通貨発掘関連ネットワークイベントの検出数推移
(組込み型ホームネットワークセキュリティ製品
「Trend Micro Smart Home Network™」の情報に基づく)

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Tags: 仮想通貨発掘マルウェアファイルを利用しない感染MoneroPowerShell

更新:「JS_POWMET」の「ファイルレス活動」、感染経路が USB と特定

  • 投稿日:2017年8月31日
  • 脅威カテゴリ:攻撃手法
  • 執筆:TrendLabs フィリピン
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トレンドマイクロは、2017年8月中旬、「JS_POWMET(パウメット)」(「JS_POWMET.DE」として検出)を起点とする「ファイルレス活動」を利用した一連のマルウェア感染について報告し、この脅威について継続して監視してきました。そして今回、USB がこの一連のマルウェア感染の感染経路であることを確認しました。

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Tags: ファイルを利用しない感染JS_POWMETTROJ_ANDROM.SVNUSB

より高度な「ファイルレス活動」を実現した一連のマルウェアを確認

  • 投稿日:2017年8月14日
  • 脅威カテゴリ:攻撃手法
  • 執筆:TrendLabs フィリピン
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サイバー犯罪者は、自身の攻撃を悟られないためになるべく痕跡を残さない攻撃手法を利用します。今回、トレンドマイクロは、マルウェア「JS_POWMET(パウメット)」(「JS_POWMET.DE」として検出)を起点とする不正活動において、より高度な「ファイルレス活動」が行われていることを確認しました。このスクリプト系マルウェアは、Windows のレジストリを利用した自動実行によって、遠隔操作サーバ(C&C サーバ)上から活動開始します。その後もマルウェアの不正コードをファイルではなくレジストリに保存して実行するなど、侵入段階から最終的に実行されるバックドア型マルウェアまで、物理的にマルウェア自体のファイルを作成せずに不正活動を遂行します。

近年では、2016 年末から標的型サイバー攻撃での使用が確認されている RAT「ChChes」をはじめ、2017 年 4 月に確認された暗号化型ランサムウェア「SOREBRECT」といった、ファイルを利用しないマルウェアによる攻撃が見られています。サイバー犯罪者にとって、マルウェアのファイルレス活動はセキュリティ対策の回避を可能にする非常に有効な攻撃方法です。多くのセキュリティ対策製品はマルウェア検出の際にファイル単位の検索を行うため、ファイルが存在しないと検出できなくなります。また、サンドボックスを利用したセキュリティリサーチャー・解析者にとっても、実行可能なファイルを作成しない感染手順は、解析困難なものとなります。ただし、これまで確認されていたファイルレス活動では、マルウェア本体を起動するためのコードなど、なんらかのファイルがどこかの段階で作成されており、実行可能な状態のマルウェア本体がファイルとして保存されないという状況を意味していました。しかし、今回確認された JS_POWMET では、確認されている範囲の活動においてはまったくファイルが作成されません。より完全な「ファイルレス」に近くなったものと言えます。

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Tags: ファイルを利用しない感染BKDR_ANDROMJS_POWMETTROJ_PSINJECT

巧妙なマルウェアに対抗する最先端のサンドボックス技術

  • 投稿日:2017年4月18日
  • 脅威カテゴリ:対策技術
  • 執筆:Trend Micro
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巧妙なマルウェアに対抗する最先端のサンドボックス技術

仮想環境で解析を行うサンドボックス技術は、ネットワークの最終防衛ラインであるエンドポイントセキュリティ対策製品が広く採用する仕組みです。砂場という名称の通り、サンドボックスはマルウェアや疑わしいファイルがルーチンを実行するなど、自由に振る舞うことのできる仮想環境です。マルウェアを仮想環境で実行してその実際の活動を既存の振る舞いやルーチンのパターンと比較分析し、悪意の有無を判定します。このように、システムのインフラストラクチャに被害を与える恐れのある信頼できないファイルを隔離し、エンドポイントセキュリティをより確かなものにします。

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Tags: ファイルを利用しない感染サンドボックスVM回避


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