企業は未来を見据えたアプリケーション構築のため、マイクロサービスアーキテクチャに注目しています。マイクロサービスは企業のインフラストラクチャ管理を効率化し、アップデート・改善点を容易に展開できるようにするほか、ITチームを革新し、失敗から早く見識が得られるよう支援します。さらに企業はマイクロサービスを利用することで、要求に応じて拡張性の高いアプリケーションを簡単に作成できるようになります。これらの利点がある一方で、企業が、1つのモジュールで構成される従来のモノリシック型アプリケーションからコンテナ化によって分割構成されるマイクロサービスアーキテクチャに移行した場合、マイクロサービス間の効率的かつ堅牢な通信を確立する必要性が生じます。クライアントアプリケーションとサーバアプリケーション間で行われる重要かつ複雑な通信は、gRPCによって処理することができます。gRPCは、接続されたシステム間での通信を簡単に透過化・効率化するユニバーサルリモートプロシージャコール(RPC)フレームワークです。gRPCは2015年にGoogleが開発した比較的新しいRPCフレームワークですが、人気と需要が急速に高まっています。
セキュアなRPC APIはアプリケーションセキュリティにおいて極めて重要な役割を果たします。本ブログ記事では、開発者がgRPCに移行し、プロジェクト内でgRPCを実装する際に懸念されるセキュリティの穴について解説します。また、脅威からgRPC実装を保護してリスク軽減するための推奨事項についてもご紹介します。
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