日本国内においては成人向けコンテンツなどの閲覧を促し、ワンクリックウェアと呼ばれる不正プログラムと連携して金銭を要求する「ワンクリック詐欺」の被害が相次いでいますが、同様の不正な請求は海外でも発生しています。トレンドマイクロでは、海外における不正請求の典型例である「ランサムウェア」の被害を日本国内においても確認しました。 |
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不正プログラムやフィッシングによりユーザのアカウント情報を盗みとる攻撃について本ブログでも注意喚起を続けていますが、盗まれてしまった情報はどのくらいの値段で取引されているのでしょうか。「TrendLabs(トレンドラボ)」の調査結果を紹介します。 |
「TrendLabs(トレンドラボ)」では、公式Androidマーケットで出回る不正なアプリについて何度も確認し、本ブログや英語ブログ「Malware Blog」を通じて紹介してきました。先々週の 2012年2月7日、人気アプリ “Angry Birds” の開発元である「Rovio Mobile Ltd」を装う悪質なデベロッパーの事例について紹介。問題のデベロッパーは、人気アプリの名前を悪用し偽のアプリのダウンロードを促しました。また、その前日である 2月6日(英語版の公開日)、iOS で人気のゲームアプリ「Temple Run」の偽アプリが公式Androidマーケットで出回っていることも確認しています。
そして 2月20日、これまでに報告してきた偽アプリと類似した活動を実行する偽アプリを 37個も確認。今回確認された問題のアプリは、実際のゲームアプリのデベロッパーとは異なる開発元が “ファン” 向けに提供する “fan app(ファンアプリ)” を装っていました。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」は、モバイル端末を狙った脅威動向を継続して監視・調査しています。2012年2月6日、公式Androidマーケットにおいて配布されていたゲームアプリ「Temple Run」のコピー(「ANDROIDOS_FAKERUN.A」として検出)を確認しました。Temple Run は、現時点では iOS のみに対応している人気ゲームアプリであるため、このアプリを確認した際何かおかしいと感じ、自らが抱いた疑惑を明らかにすべく、このアプリを解析しました。
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