Androidアプリ「WhatsApp」に存在する脆弱性「CVE-2019-11932」は、2019年10月2日、「Awakened」と呼ばれるリサーチャによって初めて公開されました。細工した不正なGIFファイルを使用することによってリモートでコードの実行が可能になるこの脆弱性は、更新されたWhatsAppのバージョン2.19.244で対処済みとなりました。しかし、この脆弱性の根本的な問題は、Android用画像読み込みライブラリのパッケージである「android-gif-drawable」に含まれる「libpl_droidsonroids_gif.so」というライブラリに存在します。つまり、問題はWhatsAppだけのものではない可能性がある、ということです。ライブラリ自体の欠陥についてもすでに対処されているものの、多くのアプリが依然として古いバージョンのライブラリを使用しているため、リスクにさらされたままとなっています。
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トレンドマイクロは、macOSで同一領域のメモリが二重に解放される「ダブルフリー」の脆弱性を発見しました。この脆弱性には共通脆弱性識別子「CVE-2019-8635」が割り当てられています。CVE-2019-8635は、AMD製GPU「Radeon」のコンポーネントにおけるメモリ破壊に起因します。攻撃者がこの脆弱性の利用に成功すると、権限を昇格し、ルート権限で不正なコードを実行可能です。弊社の情報公開を受けAppleは修正プログラムを公開しました。
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