2012年10月3日(米国時間)に行われた米国大統領候補者討論会は、多くの人々の注目を集めました。インターネットユーザの間では、バラク・オバマ氏およびミット・ロムニー氏どちらの討論が優勢だったかという議論がいまだに行われています。大統領選挙戦が、11月6日に実施される投票に向けて最後の盛り上がりを迎えようとしていることは明らかであり、最終的にサイバー犯罪者がこの話題に便乗することも疑う余地はありません。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」では、VMware の仮想マシン上で拡散すると言われている不正プログラム「Crisis/MORCUT」に関する報告を受けました。この不正プログラムについてを取り上げた前回の記事では、この不正プログラムがMac OS X を狙うバックドア型不正プログラムであると言及しています。しかし今回、トレンドラボが入手した「MORCUT」の検体は、Windows上で実行され、興味深いことに、仮想ディスクをマウントします。その動作を行うにあたっては、VMwareの設定ファイルを確認してホストシステム上にインストールされている仮想マシンの場所を確認します。
続きを読むトレンドマイクロでは、情報収集機能を備えた「Flame」について注意喚起します。この Flame は、2010年以降、イランや特定の国で確認されていると報道されています。最も精巧な不正プログラムとも言われている「Flame」は、スクリーンショットの取得や感染コンピュータのマイクを用いた音声の記録といった、複数の情報を収集する機能を備えています。Flame は、この不正プログラムの影響範囲や特定の標的を狙うことから、「STUXNET(スタクスネット)」といった悪名高い脅威と比較することができるでしょう。STUXNET は、産業用施設を狙う攻撃に利用された不正プログラムで、2010年に確認され、主に SCADAシステムを狙っていました。
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