2013年12月11日(現地時間)、悪名高いオンライン銀行詐欺ツールである「ZBOT」が、現在 64ビットの PC を対象としていることが報告により明らかになりました。「TrendLabs(トレンドラボ)」の調査で、「TSPY_ZBOT.AAMV」として検出されるいくつかの 32ビット版の「ZBOT」の検体に、「TSPY64_ZBOT.AANP」として検出される 64ビット版の不正プログラムが埋め込まれていたことが確認されました。さらに弊社の調査で、セキュリティ対策製品を回避する手法を含む、その他の注目すべき不正プログラムの活動も確認しました。
続きを読むスパムメールの全体像において、2013年は変化の年でした。
スパムメールの数は、2012年から増加しました。トレンドマイクロは、過去に成功を収めたエクスプロイトキットの減少を目の当たりにしました。スパムメール送信者が利用するさまざま手口により、古いスパムメールもまた新しいものとなりました。従来型のスパムメールもいまだ存在する一方、弊社は、スパムメール送信者が検出を回避し、より多くのユーザに被害を与えることができるようにしたいくつかの「改良」も確認しました。さらに弊社は、より多くの不正プログラムを拡散させるために利用されるスパムメールも 2013年初めから確認しました。
続きを読むサイバー犯罪者は、ユーザの情報を収集するだけでなく、ファイル等を削除して損害を与えることがあります。なぜなら、ファイルの削除は、情報のみならず金銭的損失につながるからです。「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」である「CryptoLocker」はその一例で、データ破壊の脅迫と身代金要求の 2つを組み合わせたことで悪名をとどろかせることになりました。そして、トレンドマイクロは、2013年11月中旬、DWGファイルなど重要な画像ファイルを削除する「VBS_SOYSOS」を確認しました。
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