2017 年以降、仮想通貨を狙うサイバー犯罪の動向に注目が集まっています。現在、仮想通貨を狙う攻撃では、仮想通貨発掘ツール(コインマイナー)を使用した発掘(マイニング)を利用者のリソースを盗用し不正に行う手法が主流となっていますが、今後は利用者の所持する仮想通貨を直接的に窃取する手法も拡大してくるものと推測されます。今回のブログ記事では、既存のフィッシング詐欺でも Web 上の仮想通貨関連サービスの認証情報が狙われ始めていること、そして、既にその動きを加速させるアンダーグラウンドマーケット(闇市場)の動きが確認されていることもお伝えします。
![図](/wp-content/uploads/2018/03/20180319comment01.png)
図:3 月に確認された国内仮想通貨取引所を狙うフィッシングメールの表示例
(サンプルを元に再構築)