POSマルウェアは、米国大手小売業の「Target」や「Home Depot」、「Kmart」の大規模な情報漏えい事例をはじめとして、2012年後半から多くの注目を集めてきました。これからクリスマスおよび年末商戦を控え、POSマルウェアがまた注目されることは間違いないでしょう。こうした注目度の高さから、トレンドマイクロでは、顧客やユーザにより厚い保護を提供するために、POSマルウェアの進化に常に注視し、その挙動パターンを調査しています。
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2014年7月31日(米国時間)、「米コンピュータ緊急事態対策チーム(US Computer Emergency Readiness Team、US-CERT)」は、POS(販売時点情報管理)システムを対象とした新種の不正プログラム「Backoff」を確認したことを報告しました。「Backoff」は、「Dexter」や「Scaper」と同様に、不正な目的で金融情報を収集するために利用される POSマルウェアです。