2017 年 2 月、3 月と Web サイト関連の深刻な脆弱性が立て続けに発覚し、国内外の複数の Web サイトがこれらの脆弱性を狙ったサイバー攻撃の被害に遭いました。国内では複数の Web サイトで大規模な情報漏えいが発生し、トレンドマイクロでも Web サイトのセキュリティ対策強化セミナー(セミナーの内容はこちらを参照してください)を緊急開催するなど、企業に向けて早急な対応を呼びかけていました。
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2016年は「サイバー脅迫元年」の年となり、ランサムウェアが全世界中で猛威を振るいました。国内でも沢山の被害が発生しており、早急にランサムウェア対策を進めてきた企業も少なくないでしょう。しかし、そうした企業の努力とは裏腹に、2017年1月から3月にかけて国内の企業を襲った脅威は、ランサムウェアではなく、公開サーバの脆弱性を狙ったサイバー攻撃でした。
本ブログでは日本における 2016年個人と法人の三大脅威について、連載形式で解説しています。第 5回の今回は、法人が持つ情報を狙う「公開サーバへの攻撃」について解説します。法人組織が運営する「公開サーバ」と言えば Webサイトですが、デジタル化、インターネット化の流れの中で、そのビジネス上の重要性は増す一方です。