トレンドマイクロは、2014年第1四半期セキュリティラウンドアップの中で、モバイル端末を狙った不正アプリおよび高リスクアプリの総数が 200万に到達し、急速に増加していることを報告しました。モバイルの脅威全体を監視している中で、弊社は、2014年6月4日、台湾で急速に拡散している Android端末向け不正プログラム(「ANDROIDOS_RUSMS.A」として検出)を確認しました。
続きを読む「UPATRE」に代表される脅威は、セキュリティ対策を回避する技術などを取り入れ進化を続けています。「UPATRE」ファミリは、オンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」のダウンローダとして知られており、通常スパムメールの添付ファイルを介して拡散します。トレンドマイクロは、2014年5月、人気のオンラインストレージサービス「Dropbox」を悪用する複数のスパムメール活動を確認しました。これらのスパムメールに記載されているリンクをクリックすると、「UPATRE」ファミリの亜種がダウンロードされます。このスパムメール活動に関して特筆すべき点は、メールに記載された URL を介して「TROJ_UPATRE」が拡散する初めてのケースだということです。
続きを読む「VOBFUS」ファミリの不正プログラムは、多様に変化させる機能を備えていることで知られています。この機能により、新たな亜種を簡単に生成することができます。「TrendLab(トレンドラボ)」は、2014年5月、この機能の代わりに複数の言語を利用する「VOBFUS」ファミリの亜種を確認しました。これは、「VOBFUS」ファミリの不正プログラムには今まで見られなかった機能です。
続きを読む脆弱性、特にゼロデイ脆弱性は、攻撃者により頻繁に標的型攻撃の開始点として利用されます。Microsoft Word に存在したゼロデイ脆弱性「CVE-2014-1761」がまさにこの事例に該当します。Microsoft は、2014年3月に公開された「マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2953095)」で、この脆弱性が「限定的な標的型攻撃」に利用されたことを認めています。その後 Microsoft は、4月の月例セキュリティ情報で、この脆弱性の更新プログラムを公開しました。
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