米Adobeは、2010年9月8日、PDF関連ソフトウェアに深刻な脆弱性「APSA10-02」が確認されたとして、セキュリティ情報を公開しました。今回確認された脆弱性は、以下の “Adobe Acrobat” および “Adobe Reader” に存在します。
続きを読む現在、世界を席巻している米Appleの最新スマートフォン「iPhone4」。日本でも、ソフトバンクにより、2010年6月24日発売が開始されました。その後、米国で問題視されている受信問題もどこ吹く風の勢いで、iPhone人気は一向に止む気配はありません。米金融情報サイト「Bloomberg Businessweek」によると、同年4月23日現在、日本のスマートフォン市場におけるiPhoneシェアは72%にも及ぶそうです。
続きを読む不定期でお送りしている本ブログのこのシリーズ。今回はこれまでと少し趣向を変えて、特定の単体のマルウェアではなく「Gumblar攻撃」を取り上げます。最近のマルウェアを利用した攻撃は複数のマルウェアを利用することが多いため、一つのマルウェアの動作を詳細に解析しているだけでは起きていることの全貌を明らかにすることができません。そのため解析エンジニアには、個々のマルウェアを詳細に解析する「虫の目」だけでなく、関連するすべてのマルウェアを俯瞰して全体を見通す「鳥の目」も必要になります。そこで今回は、解析エンジニアの鳥の目で「Gumblar攻撃」を眺めて感じたことをお伝えします。 (さらに…)
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先日、「TROJ_ASPROX」ファミリによるSQLインジェクションを用いたWebサイト改ざん攻撃が確認され、今後国内への波及が懸念されています。一方、グローバルでは、9月末、タイ政府関連の複数のWebサイトを狙った不正活動が確認されました。今回の攻撃では、Webサイト改ざんから偽セキュリティソフト詐欺へと導く手口が特徴といえるでしょう。ここ数ヶ月、かつてないほど偽セキュリティソフト攻撃が活発化しています。サイバー犯罪者は、「FAKEAV」をばら撒く手段としてWebサイト改ざんの利用を考え始めたようです。
ここでは、タイ警察のWebサイト改ざん事例をご紹介します。
影響を受ける OS:Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003
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「Malvertisements in NYTimes.com Lead to FAKEAV」より
Sep 15, 2009 JM Hipolito
米紙「New York Times」のWebサイト定期購読者は、最近、同社サイトを閲覧する際、十分気をつけるように注意を促されてきました。というのも、サイト内に掲載される「malvertisement(不正広告)」が存在するからです。「malvertisement」とは、不正広告のことで、「malicious(不正な)」と「advertisement(広告)」から成り立つ造語として英語圏では知られています。今回、同社サイトで確認された不正広告は、「(閲覧したユーザの)コンピュータが不正プログラムに感染しています」という偽の感染通知を知らせるポップアップ・ウィンドウを表示しました。
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Mac OS X を標的にした不正プログラム「JAHLAV」の亜種が、6月から断続的に発生しています。8月に確認された攻撃のうち、代表的な手口を「OSX_JAHLAV.D」を例にご紹介します。「JAHLAV」ファミリは、正規のアプリケーションを装ってコンピュータに侵入し、DNS サーバの設定を変更することにより、ユーザを不正Webサイトにリダイレクトするという攻撃手法で知られています。Windows の OS に比べると、まだマーケットシェアの低い Mac OS X ですが、Mac 人気の上昇を背景に、Mac を狙った攻撃も増加しているようです。