トレンドマイクロでは、2014年に確認した日本国内における「標的型サイバー攻撃」に関しての分析を行いました。この分析では標的型サイバー攻撃を、「初期潜入」から「端末制御」までの「侵入時活動」と、「情報探索」から「情報送出」に至るまでの「内部活動」の2段階に分けて、その傾向を明らかにしています。
続きを読む2015年4月8日(現地時間)、仏テレビネットワークを狙ったサイバー攻撃が確認されました。一部報道(英語情報)によると、今回の攻撃に関連している不正プログラムは「Remote Access Tool(RAT)」である「Kjw0rm」の亜種で、トレンドマイクロでは「VBS_KJWORM.SMA」(MD5ハッシュ値:2962c44ce678d6ca1246f5ead67d115a)として検出します。なお、「Kjw0rm」は、2014年頃から利用されているようです。
続きを読むトレンドマイクロは、2015年2月15日(米国時間)、イスラエルを標的にした攻撃キャンペーン「Arid Viper作戦」に関するリサーチペーパー(英語情報)を公開しました。弊社は、本ペーパー上で関連する 2つの攻撃キャンペーンに関する詳細を述べましたが、ここでもう一度要点をまとめてみます。
続きを読むトレンドマイクロでは、2014年における国内外の脅威動向についての分析を行いました。攻撃者は常により大きな成果を求めており脅威は変化していきますが、2014年 1年間を通じて企業経営を大きく脅かすサイバー攻撃が横行しています。特に、企業の持つ情報を狙う組織内外の脅威事例が、過去にない頻度で発生しています。これらの脅威は、重要情報の損失だけでなく、甚大な金銭的被害や、企業活動に大きく影響する二次被害を企業にもたらします。企業の安定した事業継続のためにも、自ら保有する情報資産を守るために内外の脅威に対する対策を進めていくことが、これまで以上に求められていくと言えるでしょう。
続きを読むトレンドマイクロは、2014年のクリスマス商戦前に、新しい POSマルウェアを複数確認しましたが、その際に報告しなかったことが 1点ありました。それは、有効な証明書を利用してファイルにデジタル署名がされていたことです。弊社の調査によると、POSシステムを狙ったこうした攻撃は巧妙化してきており、コード署名や高度な暗号化はますます一般的になってきています。弊社ではまた、この POSマルウェアが不正プログラム「Anunak」に関連するサイバー犯罪者集団と関係していることを確認しました。「Anunak」はサイバー犯罪者集団「Carbanak」とも関係していることをセキュリティ企業「Fox-IT」が報告しています。
続きを読む2015年1月、北朝鮮の国営通信社「朝鮮中央通信」(www.kcna.kp)の Webサイト上に不正コードが組み込まれており、不正プログラムが拡散しているとの報道がありました。Webサイト上の写真の 1つには不正プログラムが仕組まれていることが確認され、この Webサイトや関連するページを訪れたユーザを対象にした水飲み場型攻撃の一部となっていると思われます。
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