依然として世界中で確認されているボットネット「Andromeda」。このボットネットは、2011年に初めて報告され、「Blackhole Exploit kit(BHEK)」関連のスパムメールなどが発端となり、キーロガーやSOCKSプロキシ、ルートキットなどを拡散する際に利用されています。トレンドマイクロは、2013年3月上旬、新たな改良が加えられた Andromeda を再び確認。そして今回、このボットネットに大幅な改良が加えられる投稿をアンダーグラウンドフォーラムで確認しました。
続きを読むMicrosoft は 2017 年 11 月、遠隔でのコード実行が可能になる Microsoft Office の脆弱性「CVE-2017-11882」を修正する更新プログラムを公開しました。しかし、更新プログラム公開後にも「COBALT」のようなサイバー犯罪集団がこの脆弱性を利用して情報窃取型マルウェア「FAREIT」やオンライン銀行詐欺ツール「URSNIF」および「Loki」を改造した情報窃取型マルウェアのようなさまざまなマルウェアを拡散していたことが確認されています。Loki は当初、パスワードや仮想通貨ウォレットを窃取することのできるキーロガーとして販売されていたマルウェアです。
続きを読む暗号化型ランサムウェア「CERBER」のバージョン 3.0が確認されてから 1カ月後、バージョン 4.0(「RANSOM_CERBER.DLGE」として検出)がリリースされました。トレンドマイクロは、「CERBER」を拡散する「malvertising(不正広告)」キャンペーン 3件、および改ざんされた Webサイトのキャンペーン 1件について追跡し調査を行いました。「CERBER」最新版については、セキュリティリサーチャー Kafeine氏によるランサムウェア広告についての報告にも記載されています。
続きを読むコマンド&コントロール(C&C)のサーバに正規サービスを利用することは、検出を回避するためによく利用される手法です。ランサムウェアは、通常、収集した情報を自身のC&Cサーバへそのまま送信しますが、中にはそうでないファミリも存在します。例えば、暗号化型ランサムウェア「cuteRansomware(キュートランサムウェア)」は、ユーザの PC から収集した情報を送信するために、Google の文書・表計算・プレゼンテーション作成アプリケーション「Googleドキュメント」を利用します。
続きを読む休暇シーズンが近づくと、さまざまな企業や顧客を狙ったクレジットカード情報漏えいのニュースを耳にするようになります。2015年11月下旬、Hiltonホテルなどの一流宿泊施設で POSマルウェアを利用した情報漏えい事例が発生したことが報告されると、実店舗を構える米国の多くの小売業は、感謝祭から始まる休暇シーズン中、インターネット上の脅威に怯えることになりました。また、米国の小売業から支払カード情報を窃取する POSマルウェア「ModPOS」を利用した広範囲に渡る攻撃がセキュリティリサーチャーによって確認されました。
続きを読む「Angler Exploit Kit(Angler EK)」を利用して不正プログラムを POS(販売時点情報管理)システムに侵入させ、事前調査を実行する攻撃が確認されました。この不正プログラムは、弊社の製品では「TROJ_RECOLOAD.A」として検出され、侵入した システム が POS端末もしくは POSシステムの一部であるかを複数の条件で確認します。その後、その条件に合った特定の不正プログラムをダウンロードします。トレンドマイクロではまた、検出を回避するため、Angler EK が備えるファイルを用いずに感染させる機能を利用していることも確認しました。
続きを読む2013年は終わりに近づいているかもしれませんが、「TrendLabs(トレンドラボ)」は、いまだ弊社の「2013年におけるセキュリティ予測」が現実となるのを目の当たりにしています。トレンドラボは、新たな活動をする従来型の不正プログラムによる攻撃を確認。この不正プログラムは、トレンドマイクロの製品では、「BKDR_SINOWAL.COP」として検出され、特にセキュリティベンダ「Trusteer」のオンライン銀行向けのセキュリティソフトである “Trusteer Rapport” の無効化を試みます。
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