トレンドマイクロでは 2016年2月14日以降、日本郵政からのメールを偽装するマルウェアスパムが国内で拡散していることを確認し注意喚起致します。同種の偽装メールは昨年12月以降に散発的に確認されていましたが、その手口が再度勢いを増しているものと思われます。
![図1:日本郵政を偽装したマルウェアスパムのサンプル](/wp-content/uploads/2016/02/B160219-2comment01.jpg)
図1:日本郵政を偽装したマルウェアスパムのサンプル
トレンドマイクロ リージョナルトレンドラボ(RTL)では、日本に関連する脅威情報を調査しています。2015年12月8日のブログ(「vvvウイルス」の正体とは? ランサムウェア「CrypTesla」の流入は限定的) で、ZIP圧縮された JavaScript を添付したマルウェアスパムが全世界的に拡散している旨をお知らせしました。ブログ執筆時点ではこのマルウェアスパムの 日本への流入は少量と見ていましたが、12月9日時点においてこの手口に関連する不正URL のブロック数が国内で急増しており、日本にも相当数が流入していることが確認できました。このため、改めてこのランサムウェア「CrypTesla」を拡散させるマルウェアスパム攻撃の手口についてお知らせします。
続きを読む2015年12月6日、国内のネット上で突如「vvvウイルス」の存在が大きな話題となりました。Twitter上での話題のピークとなった 12月6日12時には「vvvウイルス」についてのツイートを1時間で 5,000件以上確認しています。トレンドマイクロでこの「ウイルス」の存在について確認したところ、暗号化型ランサムウェア「CrypTesla」ファミリー(別名:TeslaCrypt)の新しい亜種である可能性が高いものとわかりました。また、このランサムウェアを拡散する攻撃は必ずしも特に日本を狙ったものではなく、世界的にも特に大規模な拡散には至っていないことも明らかになりました。しかし、このケースに関わらず、各種ランサムウェアによる被害は国内で拡大しておりますので注意は怠らないでください。
続きを読む先日公開した「2015年第1四半期 セキュリティラウンドアップ」でも言及している通り、身代金要求型不正プログラムである「ランサムウェア」の中でも「Cryptoランサムウェア」が活発化しています。従来型との大きく異なるのが「感染した PC のファイルを暗号化」することです。そして復号のために金銭の支払いを要求します。
続きを読むMicrosoft は、2014年4月26日(米国時間)、「セキュリティアドバイザリ 2963983」を公開しました。このセキュリティアドバイザリは、Internet Explorer(IE)で確認された新たなゼロデイ脆弱性「CVE-2014-1776」について記述しています。
続きを読む「TrendLab(トレンドラボ)」は、2014年1月下旬、「TROJ_UPATRE.SMAI」として検出される、かなり珍しい添付ファイルを確認しました。この問題の添付ファイルは、解凍および実行されると、図1 のエラーメッセージを表示します。
続きを読むトレンドマイクロでは、2013年に国内で猛威をふるったサイバー攻撃、サイバー犯罪について、日本と海外における脅威動向としてまとめました。2014年も 1ヶ月以上が経過しておりますが、2013年の脅威動向の総括から新たな攻撃への傾向と今後取るべき対策への理解を深めることができます。