オンライン銀行を狙う不正プログラムの多くは、できるだけ多くの被害者または収益を獲得するためにユーザへの感染を無差別に行います。一方そのなかには、特定の地域を選んで感染するものもあります。例えば、以前ブログで紹介したオンライン銀行詐欺ツール「Citadel」の事例では、その対象は主に日本のユーザでした。今回トレンドマイクロは、東ヨーロッパのユーザを対象としていると考えられる一連の攻撃に注目しています。
続きを読む最新版の「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」とされる「CryptoLocker」は、特定のファイルを暗号化し、その後 300米ドル(または 300ユーロ)の復号化ツールをユーザに示すことにより、代金の支払いを強いることでよく知られています。ここでは、どのようにこの不正プログラムが侵入するのか、そしてどのように他の不正プログラム、なかでも注目すべきはオンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」へと結びついてくのかについてを取り上げます。
続きを読むトレンドマイクロは、「2013年第 2四半期セキュリティラウンドアップ」のなかで、この第 2四半期においてオンライン銀行詐欺ツールが再び台頭し、特に「ZBOT」が増加したことを言及しました。「ZBOT」はこれまで幾度も確認されてきましたが、「ZBOT」のまん延は、「ZBOT」が今もなおエンドユーザに対して大きな脅威であることを示しています。
続きを読むモバイルの脅威は、さまざまな手法を介してもたらされます。トレンドマイクロでは、長期にわたりサードパーティのアプリストアではもちろんのこと、正規のアプリストアでさえ不正プログラムが存在することについて報告してきました。さらに「SMSメッセージ(以下、テキストメッセージ)」を介して侵入する不正プログラムの存在についても取り上げてきました。そして弊社は、2013年9月12日、さらにもうひとつの手法を利用したモバイルの脅威を確認しました。それは、スパムメール経由でした。
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