「脅威レベル」について

 トレンドマイクロのWebページがリニューアルされてちょっと経ちますが、「脅威レベル」の定義を変更してから初めてレベルを移動させるケースが起こりました。初の脅威レベル「中」設定は「WORM_SKIPI.A」の登場によるものでした。

 この Skype を利用するワームは日本でも実際の感染報告を確認したため、新しいウイルスが実際に日本でも脅威となっているために全体の脅威レベル中を設定しました。ピンと来ない方のために説明いたしますと、「脅威レベル」とはトレンドマイクロのトップページの右上にあるメーターっぽい表示のことです。脅威レベルの定義はその脅威レベルの表示の下にある「脅威レベルとは」のリンクを参照してください。「低」は特に新種ウイルスの日本での感染報告が無い場合、「中」は日本で感染報告がある場合、中規模以上に感染報告がある場合「高」、これまでのアラートに当たる大流行は「最高」になります。

 この変更は地域ごとに脅威の傾向が変わってきたことと、以前のマスメールワームのような大規模な流行は起こりにくくなっていることによる変更です。これまでは「新種ウイルス情報のメールをもらってWebページを見てみたけど脅威レベルは低なんですね?」というようなお問い合わせもあったようです。今後はその時点での注意ウイルスが実際に日本で感染報告が無い場合のみレベル低の表示になりますのでより実勢に合わせた表示になるでしょう。