この投稿では、2008年1月度に観測されたアプリケーションの脆弱性を悪用したウイルスまたは攻撃コードに対する、ベンダ発表とトレンドマイクロ製品による緩和策についてお知らせします。
■1/1(火)~1/31(木) のセキュリティ関連情報 目次
■2Wire製ルータにおけるクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性
攻撃タイプ | ベンダ発表(発表日:yyyy/mm/dd) | 脆弱性情報 | |||
会社名 | 識別番号 | 情報のタイトル | CVE(JVN) | 深刻度 | |
受動 | 2Wire, Inc. | ベンダ発表なし(2008/02/11時点) | – | CVE-2007-4389 | 7.8(危険) |
トレンドマイクロ製品による脆弱性緩和策 | |||||
ソリューション | バージョン | 検出名、検出別名(2008/02/11時点) | |||
ウイルスパターンファイル | N/A | 実害ある攻撃の流通を確認しています。 初期設定のパスワードから推測されにくいパスワードに変更することで対処療法となります。 |
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スパイウェアパターンファイル | N/A | N/A | |||
ネットワークウイルスパターンファイル | N/A | N/A | |||
セキュリティ診断パターンファイル | N/A | N/A | |||
関連する記事一覧 | |||||
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■Microsoft Excel におけるメモリ破壊の脆弱性
攻撃タイプ | ベンダ発表(発表日:2008/01/16) | 脆弱性情報 | |||
会社名 | 識別番号 | 情報のタイトル | CVE(JVN) | 深刻度 | |
受動 | マイクロソフト株式会社 | (947563) | Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される | CVE-2008-0081 | 10.0(危険) |
トレンドマイクロ製品による脆弱性緩和策 | |||||
ソリューション | バージョン | 検出名、検出別名(2008/02/11時点) | |||
ウイルスパターンファイル | 4.960.02 | TROJ_DROPPER.GL Trojan.Mdropper(Symantec) Exploit-MSExcel.p(McAfee) Trojan-Dropper.MSExcel.Agent.i(Kaspersky) |
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スパイウェアパターンファイル | N/A | N/A | |||
ネットワークウイルスパターンファイル | N/A | N/A | |||
セキュリティ診断パターンファイル | N/A | N/A | |||
関連する記事一覧 | |||||
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■Skype for Windowsにおけるクロスゾーンスクリプティングの脆弱性
攻撃タイプ | ベンダ発表(発表日:2007/12/12) | 脆弱性情報 | |||
会社名 | 識別番号 | 情報のタイトル | CVE(JVN) | 深刻度 | |
受動 | Skype Communications |
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CVE-2007-5989 | 10.0(危険) |
トレンドマイクロ製品による脆弱性緩和策 | |||||
ソリューション | バージョン | 検出名、検出別名(2008/02/11時点) | |||
ウイルスパターンファイル | N/A | コンセプト実証(Proof of Concept)コードの流通を確認しています。 脆弱性修正を含む Skype 3.6.0.248 が公開(2008/02/06)されました。 |
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スパイウェアパターンファイル | N/A | N/A | |||
ネットワークウイルスパターンファイル | N/A | N/A | |||
セキュリティ診断パターンファイル | N/A | N/A | |||
関連する記事一覧 | |||||
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補足1. 深刻度はCVSS基本値に基づき3段階のレンジが設定されてます。
深刻度 | CVSS基本値 |
レベルIII(危険) | 7.0~10.0 |
レベルII(警告) | 4.0~6.9 |
レベルI(注意) | 0.0~3.9 |
補足2. パトランプは緩和策となるパターンファイルがリリースされている場合、点灯します。緩和策となるパターンファイルがリリースされていない場合、消灯しています。
【訂正と追記】
2008/02/15 | 15:38 | ウイルス名の改称に伴い、修正いたしました。「TROJ_DROPPER.UQ」は、ウイルスパターンファイル 4.962.01より「TROJ_MDROPPER.GL」に改称 |