※この記事には前編:スパムメール経由でのマルウェア拡散情報を公開しております。こちら からご参照ください。
昨日取り上げたアンジェリーナ・ジョリーやCNNを騙るマルウェアスパムの続報です。これらのスパムメールから複数の不正プログラムが侵入した結果として、「Antivirus XP 2008」という偽セキュリティソフトがインストールされてしまうことがわかりました。入り口のスパムメールは違っても、受ける被害は同じということがわかりました。
トレンドマイクロでは新種の「一太郎」不正文書ファイル(.jtd)による攻撃を確認しました。詳細は解析中ですが、問題の文書ファイルを一太郎でオープンすると不正プログラムがインストールされます。日本語 Windows XP SP2 + 一太郎2006 の環境でこの攻撃が成功することを確認しています。トレンドマイクロではこの不正一太郎文書ファイル自体を「TROJ_TARODROP.AB」、インストールされる不正プログラムを「BKDR_AGENT.AIAJ」として検出します。
今年に入ってこのような日本製アプリケーションを狙う攻撃が増えています。特に「一太郎」を標準使用している会社、団体などを狙うターゲット攻撃に使用される可能性がありますのでご注意ください。
※14日18時30分追加:
ジャストシステムからこのゼロデイ攻撃で狙われたセキュリティホールを修正するセキュリティ更新モジュールが公開されました。ジャストシステム製品をご使用の場合には早急な導入をお勧めします:<http://www.justsystems.com/jp/info/pd7005.html>。
11月21日、TrendLabs Malware Blog(英語ブログ)にてオンラインゲームアカウントの奪取を狙ったウイルスによる「Webからの脅威」について紹介させていただきました。
TrendLabs Malware Blog : 「World of Warcraft Fan Site Compromised」(2007年11月21日)
TrendLabs Malware Blog : 「Bad Image for Gameige」(2007年11月21日)
国内の主要WEBメディア(* 注釈1)においても、本掲載記事を紹介いただいており、関心の高さを感じます。
リージョナルトレンドラボでは、この脅威発生までに至る歴史的経緯について分析を行いました。その詳細について紹介させていただきます。