1つ目の脆弱性は、iOS上のApple提供のブラウザ「Safari」でPDFファイルを閲覧する際に生じる脆弱性とのこと。iPhoneでPDFファイルを閲覧する際、Safariに組み込まれている機能を利用するのですが、この事例の場合、特別に細工されたフォントが埋め込まれたPDFファイルを閲覧すると、任意のコードが実行される恐れがあります。なお、この脆弱性は、今年3月にパッチ修正された「Mac OS X」に存在する脆弱性に関連、あるいは、同一のものである可能性があります。
iOSが搭載されたApple製品をご利用のユーザは、トレンドマイクロがApp Store上で提供しているセキュリティブラウザ「Smart Surfing for iPhone and iPod touch」により、iOS搭載端末を狙った攻撃を含む「Webからの脅威」から守られています。例えば、Jailbreakのコードが組み込まれたWebサイトは、現在、以下のようにブロックされています。
図1:「Smart Surfing for iPhone and iPod touch」によりブロックされたWebサイト
【更新情報】
10/08/12 15:30
Appleは、今回の事例に利用された脆弱性に対処する「アップルセキュリティアップデート(現時点で、英語情報のみ)」を更新しました。同社セキュリティアップデートによると、この「Safari」でPDFファイルを閲覧する際に生じる脆弱性は、FreeType(フォントエンジンを実装したライブラリ)に存在します。Compact Font Format(CFF)の命令コードを処理する際、スタックバッファ・オーバフローを引き起こすため、不正なフォントが埋め込まれたPDFファイルを閲覧すると、任意のコードが実行される恐れがあります。