携帯電話のテキストメッセージ(SMS)がサイバー犯罪への誘導経路として悪用される事例が続いています。トレンドマイクロでは、この2021年9月30日頃から、通信事業者を装ったSMSから誘導される偽サイトにより、AndroidおよびiPhoneの双方を標的として最終的にマルウェア感染させられる事例を確認しました。このマルウェアに感染した場合、大手通信事業者サイトの認証情報を窃取される危険性があります。 これまでに確認されてきた偽装SMSを発端にマルウェア感染を目的とする攻撃ではAndroid端末が対象となっていましたが、iPhoneについてもその対象とする攻撃は初めてと言えます。同様の攻撃に関しては一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)からも注意喚起が公開されており、注意が必要です。
図 1: 今回確認された不審SMSの例(実物を元に再構成)
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